猛暑の夏も終わり、やっと秋らしい風が吹いてきました。あまりの暑さで、夏の間動かすことをしていなかった身体を、思う存分鍛えるのにはもってこいの季節です。しかし、その前にすこし自分の身体がどうなっているかを確認してみましょう。夏の間、油分や糖分、そして塩分の多い食べ物を摂り過ぎて、血圧が上がったり、太ったと感じてはいませんか?
生活習慣病の予備軍にならないためには、とにかく食事と運動は大切です。でも、やみくもにダイエットをしたり、いきなり負荷の高い運動をすると、思わぬ故障を起こしてしまうことにもなりかねません。良かれと思っても、立ち直るのに時間がかかってしまっては、せっかくの努力が水の泡です。そこで今回は、スポーツの秋に運動を始めるときに気をつけておきたい事を紹介します。
1.十分な休養時間
2.効果的な栄養補給
3.必要なボディケア
運動を行うと、身体には負荷がかかり疲労が残ります。その疲労が身体にメッセージを送り、身体が回復するためのシステムを動かすことになります。そのバランスを上手にとっておかなければ、どこかに問題が発生してしまいます。運動で身体を鍛え、そして体調を整えるためにこの3項目を意識しておきましょう。
毎日続けて運動をするよりも、1日運動したら、2日から3日休んでまた運動をした方が、運動の効果が得られやすいという生理的な現象があります。休養をとらずに、あせって運動を毎日続けると、疲労が筋肉や関節に蓄積されて故障や怪我の原因になることも多々あります。特に、運動する習慣から離れて久しい人は、あせらずに疲労回復を待ってから運動しましょう。特に若い頃、運動部に所属して筋肉の痛みに耐えて頑張って強くなったという経験のある人は、どうしても無理をしがちです。身体に鞭打ち痛みに勝つことで、最大の運動効果を得られるという思い込みは危険です。
ただし、痛みが永く続く場合は、自分でなんとかしようとは思わず、早めに整形外科などの専門医に相談しましょう。