マスク肌荒れに注意!マスク生活と上手に付き合うための予防と対策(2021年6月)
2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大防止対策として、マスクの着用が推奨されるようになりました。それに伴い、長時間マスクを着用し続けることで引き起こされる「マスク肌荒れ」に悩む人が急増しています。こちらでは、マスク肌荒れを防ぐ方法や対策をご紹介します。肌トラブルを回避して、マスク生活と上手に付き合いましょう。
◆マスク肌荒れはなぜ起こるの?
マスク生活が始まってから、マスクによる肌荒れを実感している方も多いようです。まずは、なぜマスク着用によって肌荒れが起こるのか、その原因から見ていきましょう。
・蒸れ
マスク内は湿度が高いため、一見肌に良さそうに見えます。しかし、過度な湿度は肌にとって好ましいわけではありません。汗や皮脂の分泌が増えたり、雑菌が繁殖しやすくなったりするため、ニキビができやすい環境になっているといえます。汗や皮脂が出やすくなる夏場は、さらなる注意が必要です。
・摩擦
マスク着用時に喋ったり、こまめにつけ外ししたりすると、肌は摩擦ダメージを受けてしまいます。蒸れによる影響があるうえ、さらに摩擦ダメージが加わるため、肌トラブルが起きやすくなってしまうのです。
・乾燥
マスクをつけていると、自分の呼気によって内部の温度や湿度が高くなります。その反対に、マスクを外すとこうした湿気が蒸発するとともに、肌の水分も一緒に奪われてしまいます。乾燥は肌トラブルの大きな要因になるため、特に注意が必要です。
◆マスク肌荒れを予防しよう
マスク肌荒れを予防するには、マスク着用による肌ストレスをできるだけ軽くしておくことが大切です。ここでは、ご家庭でできる簡単な予防法をご紹介します。
・丁寧なスキンケア(保湿)
肌荒れ予防の基本は、肌を清潔に保つことです。マスク内は、ニキビの原因であるアクネ菌が繁殖しやすい環境といえます。毎日朝晩、たっぷりの泡を使って丁寧に洗顔しましょう。肌の保湿は、肌を外的刺激から守ることにつながるため、季節を問わず重要です。特に、洗顔後は肌の水分が失われやすい状態になっているため、すぐに化粧水・乳液・クリームなどで保湿しましょう
・こまめに汗を吸い取る
マスクの内部は温度や湿度が高くなり、汗をかきやすい状態になっています。そのままにしておくと雑菌が繁殖してしまい、ニキビやかゆみなどの肌トラブルの原因につながってしまいます。汗をかいたら清潔なガーゼやタオル、またはウェットティッシュなどを押し当て、こまめに汗を吸い取りましょう。皮脂も一緒に吸い取ってしまうので、可能であれば再度マスクをつける前に保湿することをおすすめします。
・自分に合ったマスクの着用
マスクが肌に合わないと感じたら、マスクの素材を変えてみると肌への刺激が軽減することがあります。一般的に綿やシルクなど天然素材のマスクのほうが肌への負担は少ないといわれていますが、感染拡大を予防するうえでは不織布マスクが推奨されています。肌触りが気になるときは、不織布マスクと肌の間にガーゼなどを一枚はさむと、刺激が和らぐのでおすすめです。
・保湿クリームなどを塗っておく
マスク着用前に、保湿効果の高いクリームやワセリンなどを塗っておきましょう。特に、マスクが触れやすいほほ・鼻・あごなどに塗っておくと、マスクによる摩擦ダメージを軽減させる効果が期待できます。マスクのゴムが擦れやすく、ダメージを受けがちな耳の後ろも、忘れずにケアしてください。
マスク着用によって引き起こされる、「マスク肌荒れ」の原因と予防法をご紹介しました。コロナ禍の今、マスクは感染拡大防止のためになくてはならないものとなっています。マスク生活と上手に付き合うために予防と対策をしっかり行い、美肌と健康を守りましょう。