正しい生活リズムで「気象病」を予防しよう!(2010年4月)
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「気象病」とは | |||||||||||
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「適応」のメカニズムについて | ||||||
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「体内時計」を正しく機能させよう | ||||||
このように、本来私たちの身体は気象の変化に対して自然と「適応」する能力が備わっているものですが、気象の変化が急激なあまり対応できない場合に「気象病」が起こると考えられています。しかし、残念ながら気象環境の変化を緩やかにする、ということは私たちには不可能です。そこで、気象病を予防・軽減させるには、自分自身の「適応力」をしっかりと働かせることが大切になってきます。 もともと私たちの身体の機能は、1年を通しての気候の変化はもちろん、毎日の昼夜サイクル(地球の自転)と歩調が合うようにできており、光の中での「活動」と、闇の中での「休息」のために、すべての機能を調整し、発揮しています。これを「体内時計」と呼び、ほぼ昼夜サイクルの時間(25時間)を刻みながら、身体の多くの機能に、活動と休息のリズムを与えています。 昼夜サイクルと一致した生活をしている限り、体内時計も太陽の光によって毎日きちんと調整され、リズムも乱れることはありませんが、昼夜サイクルを無視した生活(徹夜や夜更かし朝寝坊など)をすると、体内時計の調子が狂い始め、一日ごとの生活リズムも崩れていきます。すると、からだの機能もバラバラとなり、結局、体調(健康)を損ねてしまうのです。そうならないためには、ともかく毎朝、窓のカーテンを開け、太陽の光をしっかり浴びて、体内時計をリセットすることが大切です。 |
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