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健康まめ知識

太ももの大敵・むくみとセルライトはマッサージで撃退しよう(2017年4月)

ダイエットをする女性にとって、悩みの種となるのが太もも。実は、カロリー制限や運動など、通常のダイエットを行ってもなかなか細くならない部位でもあります。むくみがちで、セルライトもできやすい太ももを細くするには、マッサージが有効。今回は、太もものマッサージ法をご紹介します。

 

◆重力の影響で太ももは太くなりやすい

太り方には上半身から太るタイプと、下半身から太るタイプがあります。下半身に脂肪がつく洋ナシ型の体型は、日本人女性に多い体型。人間は陸上で立って生活しているため、重力の影響で脂肪が下の方に溜まりやすいからです。また、内臓から離れていて老廃物が溜まりやすいことから、セルライトもできやすくなります。セルライトとは水分や老廃物が蓄積されることによって肥大化された脂肪細胞のことを指します。セルライトができているかは、太ももを摘んだ際の凸凹の状況で確認できます。

 

また、むくみやすいことも下半身太りの原因の一つです。冷たい空気は下へ向かう傾向があるため、足元は冷えやすく、すぐにむくんでしまいます。さらに現代人はデスクワークなどで一日中座りっぱなしということも多いため、血流が悪くなって足に水分が溜まりやすいことも影響しています。太りやすい足も、単純に脂肪が溜まっているだけならカロリーを抑えることで細くなりますが、むくみやセルライトが原因なら普通にダイエットしただけで細くするのは困難といえるでしょう。

 

◆マッサージでむくみをなくして太い足を改善

むくみが原因で痩せないときは、マッサージで解決を図りましょう。太ももをほぐして余分な水分を外に出すだけでも効果的。マッサージを行う前に、まずは体を温めます。湯船に浸かったあとにやるのがベストですが、難しい場合は温かい飲み物を飲むだけでもかまいません。体を温めたら、肌を傷つけないようにクリームやオイルをつけて、つま先から太ももにかけてゆっくり揉んでいきましょう。両手親指の根元などを使って、気持ちいいと感じる強さでマッサージしてください。

 

・しぼってほぐす

しぼってほぐすのも有効です。足の内側に親指がくるように両手の親指と人差し指で太ももをはさんでください。それから雑巾をしぼるように交互にスライドさせてひねり、足の付根までスライドさせましょう。外側のマッサージも同様に、両手の親指と人差し指で太ももをはさみ、内側と同じように交互にスライドさせながら足の付根までスライドさせましょう。

 

・つまんでマッサージ

つまんでマッサージする方法もあります。内側をほぐすときは、膝の横から内側のお肉を、両手を横にして親指と人差し指でつまみます。つまみながら足の付根までスライドさせましょう。外側も同様にお肉をつまみ、足の付根までスライドさせていきます。毒素を流したいときには、両手を拳にして、膝から付け根まで力を入れて流すようにスライドさせてマッサージすると上手くいきます。

 

太ももの前、内側、外側、裏側に各4回ずつ行ってください。毎日続けることでだんだん足が細くなっていきます。むくみがひどい人ほど効果が出るのも早く、一回で効果が出る人もいるようです。

 

◆リンパマッサージでセルライトを取り除こう

もう一つの原因、セルライトにはリンパマッサージが効果を発揮します。セルライトは足を太くするだけでなく、放っておくと病気の原因にもなるので早めに対処しておくことをおすすめします。

 

リンパマッサージも、入浴中や入浴後など体が温まったときに行うのがもっとも効果的です。リンパを流す前に、まずセルライトをほぐします。最初は足裏を押して血行を良くしておいてください。そして足の下から上へかけてセルライトの粒を潰すようにマッサージ。気になる部分があったら集中的にほぐしましょう。

 

セルライトをほぐしたら、次はリンパに沿ってマッサージします。足のリンパ節は膝下と足の付根にあるので、そこへ向けてリンパを流してください。リンパ管は皮膚の2mm~3mmの部分に張り巡らされているので、強く押し過ぎるのは流れにくくなり逆効果です。撫でるように優しくマッサージしましょう。毎日10分ほど行うことで効果が出てきます。ぜひお風呂上がりの習慣にしてみてください。

 

2017年04月05日