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健康まめ知識

胃腸にやさしい食事~正月明けで胃腸が疲れていませんか?~(2005年1月)

 

胃腸にやさしい食事

~正月明けで胃腸が疲れていませんか?~

社団法人 茨城県栄養士会
管理栄養士 小林君枝
 
 
 
     忘年会、クリスマス、お正月、新年会と食べたり、飲んだりすることが続いたのではないでしょうか?お正月明けの胃腸は疲れぎみ。正月明けになると、胃もたれや消化不良を訴える人が多くなります。胃や腸が不調な場合は、規則正しい生活と食事により、粘膜を保護し、胃酸の分泌量を適量に戻すようにし、早期治癒につとめましょう。

そこで今回は、年末年始の暴飲暴食、生活の乱れ、寝不足などで弱った胃腸にやさしい食事をご紹介します。

胃腸をいたわる食事のポイント
 
1. 固いものや繊維の多いものは控え、少量で栄養価が高く、消化のよい食品を選びましょう
 
牛乳・豆腐・白身魚

やわらかく煮た野菜などが最適

油の多いフライ・

天ぷら・中華料理

などは避けましょう

2.
 
酸味の強い食品・コーヒー・香辛料など胃液分泌を促進するような食品は避けましょう
 
3.

熱いもの、冷たいものは控えましょう

4.
過食・過飲を慎み、規則正しい食生活をしましょう
5. よくかんでゆっくり食べましょう
6. 食後はゆっくり休息をとりましょう
7. たばこ・アルコールは避けましょう
   
暴飲暴食で疲れた胃にやさしく、しかも体重増加が気になるあなたに低カロリーのメニューを紹介
 
 一年の無病息災を願って1月7日に食べる七草粥は、お正月のごちそうにそろそろ疲れてきた胃を休め、ビタミンやカロチンなどの栄養がとれる、体にやさしいメニューでもあります。七草粥の変わりに七色粥はいかがですか?
 
【材料】
米1カップ、水7カップ、大根100g、大根の葉80g、かぶ100g、ラデッシュ3個、せり50g、セロリ1本、貝割れ大根20g、塩昆布、塩少々
【作り方】
1.

大根はいちょう切り、かぶ、セロリは薄切りにする。

2.
ラデッシュは薄切り、せりと大根葉は細かく刻む。
3. 土鍋に米と水を入れ、弱火で炊き、30分したら1.入れ、さらに30分したら2.と貝割れ大根を入れて一煮たちさせ、塩で味を調える。
4. 器に盛り、塩昆布をのせる。
 
胃の不調は、食欲不振や胃もたれ、むかつきなどの症状ですぐにわかります。そのサインを見逃さず、思いやりの食生活で胃腸を守りましょう。
 
     
     

 

 

2005年01月28日