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健康まめ知識

「日本型食生活」(2005年2月)

 

「日本型食生活」
社団法人 茨城県栄養士会
 
 
 
 
    日本型食生活
     日本人は、古来から「米・魚・豆・野菜・海草」を基本とした和食(日本型の食生活)の食文化を作りあげてきました。

ごはんに、具だくさんの汁、野菜・海草・きのこ・大豆製品のおかずを中心に、魚や肉・卵を組み合わせる食事が健康づくりに役立っています。

長寿世界一を誇る日本の食生活が、世界的に注目されています。

しかし、日本人の食生活は、高エネルギー、高たんぱく、高脂肪の欧米型へ変わってきました。生活習慣病(糖尿病・高脂血症・高血圧症など)の増加など健康上の問題が指摘されるようになりました。

    食生活指針
     食生活のあり方を見直し、健やかな食生活を取り戻すことが、健康づくりの基礎になります。
 
■ 食生活指針 
     
食事を楽しみましょう。
1日の食事のリズムから、健やかな生活リズムを。
主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。
ごはんなどの穀物をしっかりと。
 
穀物を毎食とって、糖質からのエネルギー接種を適正に保ちましょう。
 
日本の気候・風土に適している米などの穀類を利用しましょう。
野菜・果物、牛乳・乳製品、豆類、魚なども組み合わせて。
食塩や脂肪は控えめに。
適正体重を知り、日々の活動に見合った食事量を。
食文化や地域の産物を活かし、ときには新しい料理も。
調理や保存を上手にして無駄や廃棄を少なく。
自分の食生活を見直してみましょう。
     

平成12年3月23日

文部省決定、厚生省決定、農林水産省決定

 
    主食、主菜、副菜をそろえましょう
     毎日の食事を考えるときに、料理の組合せをそろえることで栄養バランスのとれた食事をすることができます。

主食・主菜・副菜を上手にそろえることにより、食品のバランスがよくなり、また、バラエティーに富んだ栄養バランスのよい食事をすることができます。

 
 
     
   
主食とは―穀類(ごはん・パン・麺・もちなど)を主材料とする料理
   
エネルギーや各種の栄養素を提供します。
必要なエネルギーの5割程度を主食からとることで、望ましい栄養バランスになります。
   

主菜とは―肉・魚・卵・大豆製品などを主材料とする料理

   
たんぱく質、脂質をはじめ、各栄養素の供給源となります。
目安量は、1食60~80gです。
   
副菜とは―野菜・いも・海草・きのこなどを主材料とする料理
   
ビタミン、ミネラル、食物せんい等を豊富に含みます。
材料の種類が多く、色、形、歯ざわりが多彩です。食事に変化をつけることができます。
毎食50g程度のものを2品以上とることが目安になります。
   
その他―汁物・漬け物・果物・牛乳など
   
ビタミン、ミネラル、食物せんい等を含んでいます。
とりすぎると塩分、糖分などの過剰摂取になりやすいのもや、栄養のバランスを崩すおそれのあるものですので、各々1日1回程度にしましょう。
    季節の産物(旬のもの)を組み合わせましょう
     日本は、四季の変化があり、時節に出来る「旬のもの」があります。特に野菜・きのこ類は季節を代表するものがあります。
 
 
   
春・・・筍、山菜、さやえんどう
 
夏・・・茄子、きゅうり、とうもろこし
 
秋・・・きのこ、里芋、さつま芋
 
冬・・・柚子、白菜、大根、れんこん
   
 
自然の恵みを食材として組み合わせた食事を作りましょう
 
 
 
 
     
     

 

 

2005年02月28日