人体の60%は水でできているといわれています。水がなければ人間は生きていけません。それほどい人間にとって、大切な命の源『水』。しかし昨今社会の都市化・工業化進み、水の汚染が心配されています。そんなこともあってか世は『水』ブーム。コンビニやスーパーの飲料水コーナーを覗いて、「最近、水が増えたなあ」と感じる方も多いはず!輸入品から国産品まで種々様々の水が売られている『水(ミネラルウォーター)』ブームの中身を覗くと共に身近過ぎる『水』について考えてみませんか?
1.人体の60%は水。水なしで人間は生きられない。
人間の体内で水の占める割合は、新生児で約80%、成人でも約60%とも言われています。水分が失われると脱水症状が現れ、15~20%を失うと生命の危機があるといいますから、私達の体にとって、水は非常に重要なものとも言えます。
2.水分補給のタイミング
成人が1日に必要な水分は2.000~2.500ml。このうち飲料水として摂りいれるのは800~1.300mlと言われています。
≪上手に水分補給をするには?≫
≪朝1杯の水を習慣に≫
寝ている間に汗をかき、水分が奪われしまうため、朝起きて水分を摂取しないでいると、どろどろとした血液が詰まって脳梗塞の発作を起こしてしまう可能性が高くなるからです。また朝起きぬけにコップ1杯の冷たい水を飲むと、腸が刺激され便秘解消にもなります。
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≪1日1リットルを目標に≫
1度にがぶ飲みしても意味が無い1回200ml程度を何度かに分けて摂取すると摂取しやすい。1日のサイクルとしては・・・
朝目覚め1杯 午前10時1杯 午前3時1杯 入浴後1杯 就寝前1杯
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≪乾く前に飲む≫
喉が渇いたからといってガブ飲みするのは避けましょう。汗をかいた 後の身体は、水分だけでなくミネラル分も失われています。
水分だけ大量に共給すると、体液中のミネラル濃度が薄くなって しまいます。まずは『喉が渇いた』と思う前に積極的に 水分を補給するよう心かけましょう。
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≪入浴前・後は必ず補給≫
お風呂に入るとたくさんの汗をかきます。
十分な水分補給をしてから入浴しましょう。
また、入浴後は皮膚がふやけているので水分があるように思いますが、やはりたくさんの汗をかいています。入浴後も十分な水分補給を心がけましょう。
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3.『おいしい水』とは?
本来水は水は無味無臭なものです。雨水を調べてみても、蒸留水に近くミネラル成分をほとんど含んでいません。雨水が地球に降った後に、いろんな地質層や岩石層の狭い隙間に浸み込んでいって、いろいろなミネラル成分(カルシウム・マグネシウム)を溶かし込みます。
水に味があるというのは、飲み水が純粋なH2Oでなく、鉱物分などを溶かし込んでいるからなのです。
さらに水には硬度があります。
水には軟水と硬水があり水に含まれているミネラル成分によって分けられます。
この硬度は水の味を決める大きな要素の一つなのです。
≪おいしい水とはどのような水?≫
「おいしい水」を決定づけるのは、とても難しいこと。味は個人的嗜好もあり一概には決めることはできません。ここでは「あなたの好み」に合いそうな水探しのヒントをご紹介します。
水質項目
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おいしい水の要件
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おいしさの違いは?
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蒸留残留物 |
30~200mg/l |
主にミネラルの含有量を示す。量が多いと苦味・渋味が増し、適度に含まれるとこくのある、まろやかな味がする。 |
硬 度 |
10~100mg/l |
硬度の低い水は「くせ」がない。高いと「くせ」があるため、人によって好き嫌いが出る。カルシウムに比べ、マグネシウムの多い水は苦味をます。 |
遊離炭酸 |
3~30mg/l |
水にさわやかな味を与えが、多いと刺激が強くなる |
水 温 |
最高20℃以下 |
水は冷すことによっておいしく飲める。 |
4.『硬い水』と『軟らかい水』
水はミネラル分が多く含まれると水の味は硬く感じられ、少ないと軟らかかく感じられます。 『硬度』とは水に含まれるカルシュウムとマグネシウムの量を測定したものです。
◆軟水
1リットル中100mg以下のもの。味はまろやか。
ミネラル分は少なめ。日本産のミネラルウォーター
はほとんどこれにあたります。 |
◆硬水
1リットル中301mg以上のもの。
口当たりにはややクセがありますが、ミネラル補給には効果的です。 |
◆中硬水
1リットル中101mg以上300以下のもの。
違和感のない味わいで、ミネラル補給も同時にできます。
海外産ミネラルウォーターではエビアンなどがこのタイプです |
◆超硬水
1リットル中1000mg以上のもの。
コントレックスはこのタイプです。 |
一般的に硬い水は口に含むと引き締まった味がします。一方軟らかい水は口の中でやさしく広がります。
5.『ミネラルウォーター』の効能

6.ミネラルウォーター使い分け術
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緑茶
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紅茶
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地域 |
日本
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欧州
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軟水 |
まろやか
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香りが薄い
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硬水 |
渋みが出る
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香りが良く出る
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硬度50以下
(軟水) |
野菜煮物・炊飯・和風のだし・緑茶 |
硬度50~100
(中程度の軟水) |
料理・コーヒー・紅茶 |
硬度170前後
(硬水) |
ウイスキー水割り・洋風だし・肉の煮込みやアク抜き |
硬水300
(非常な硬水) |
食欲増進の効果があるので食前酒の代わりに |
硬度600を超える水
(更に非常な硬水) |
便秘対策・スポーツ後のミネラル補給など |
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一口に『水』といっても、軟水・硬水・炭酸水など、様々な種類があり、それぞれの性質と、体に及ぼす効能も違います。私達にとっては、本当に日常的な飲み物。だからこそ『たかが水』など思わずに、関心を深めることにより楽しく、用途や利用目的によってミネラル成分や硬度を確認してから購入してみてはいかがでしょうか?きっとあなた好みの『水(ミネラルウォーター)』が見つかるかもしれませんね。
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