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健康まめ知識

生活習慣病予防の食生活(2004年5月)

 

生活習慣病予防の食生活 社団法人 茨城県栄養士会
取手協同病院 管理栄養士 小林 君枝
 
    以前は「成人病」、今は「生活習慣病」
     糖尿病、高脂血症、高血圧症などは成人になるとよく発病することから以前は成人病と呼ばれていました。しかし、最近は食生活や運動などの生活習慣がその発生や進展に大いに関係していることや小学生にも見られるようになり、生活習慣病と呼び改められるようになりました。
    こんな生活習慣がアブナイ!
     生活習慣でもとくに食事、運動、休養、喫煙、飲酒の習慣が病気の鍵を握っています。自分の生活が以下のような項目にいくつ当てはまるか、見直してみましょう。当てはまる項目が多いほど、危険です。
   
こんな生活が危険を招く!
1
仕事が忙しく、外食が多い
6
塩分の多いものをよく食べる
2
朝食を抜くことが多い
7
運動をあまりしてない
3
食事時間が不規則で、間食、夜食が多い
8
ストレスがたまっている
4
ジュースや甘いものをよく口にする
9
たばこを吸う
5
脂っこいものをよく食べる
10
毎日、アルコール飲んでいる
   

どの項目に○がつきましたか? 自分でできるところから改善していきましょう。

    肥満は万病のもと
   
体格指数(BMI)を用いて自分の体重を確認してみましょう!
 
BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)
 
 
 
   

例:身長165㎝、体重70kgの場合
⇒ BMI=(70kg)÷(1.65m)÷(1.65m)=25.7

BMIが18.5~25だったら正常、25以上の方は肥満です。

    生活習慣病を予防する食事のポイント
    バランスのとれた食事を
      好き嫌いをなくし、いろいろな食品1日30品目を目標に食べるとバランスのとれた食事になります。
   

肉より魚を多めに

      とくに青魚(さば、いわし、あじ、さんまなど)は血液をサラサラにしてくれる作用があります。
    塩分は1日10g以内に
      醤油、味噌、塩などの調味料の使いすぎに注意!
    甘いもの、油っこいもの、アルコールは控えめに
      これらはちょっとでも高エネルギー、とりすぎは要注意!
    野菜はたっぷり
      ビタミン、ミネラル、食物繊維はいっぱい含まれていて、生活習慣病予防に最適。

 

 

2004年05月28日