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健康まめ知識

ユニバーサルデザインについて(2004年6月)

 

ユニバーサルデザインについて 社団法人 茨城県栄養士会
 社会福祉法人 勇成会
  管理栄養士 伊藤 友子
 
 
 
    ユニバーサルデザインの定義
     最近良く耳にするようになった「ユニバーサルデザイン」。

この言葉は、ノースカロライナ州立大学(米)の故ロナルド・メイス教授によって1990年代に提唱されました。

メイス教授をはじめとする建築家、工業デザイナー、環境デザイン研究者などがチームとなって、「できるだけ多くの人が利用可能であるように製品、建物、空間をデザインすること」をユニバーサルデザインとして定義しました。

    ユニバーサルデザインの7つの原則
  公平な実用性(役に立ち実用性がある)
         
  柔軟性(個人の好みや能力に対応している)
         
  簡単でカンだけで使える
  (経験、知識、言語知識、集中力に無関係で使える
         
  感覚でわかる情報
  (ユーザーの近くや環境条件にかかわりなく効率的に情報を提供する)
         
  エラー対応
  (事故や間違いで生じる危険性を最小限にする)
         
  労力が少なくてすむ
  (肉体疲労を最小限に抑えられる)
         
  利用しやすい大きな空間
  (体格、姿勢、可能性に無関心で利用できる)
         
    季刊 ユニバーサルデザイン創刊号より    
 
    身近なユニバーサルデザインって何?
 建物であれば自動ドアや多目的トイレ、日用品であればシャンプーのボトルに 付いているギザギザなどがデザインの代表例として挙げられています。

例えば、多目的トイレの場合、車椅子利用者はもとより、ベビーカーを携えて  いる親、大きな荷物持つ人なども快適に利用できます。

このように、ユニバーサルデザインは利用する人を限定せず、誰もが快適で容 易に利用できるデザインの推奨という、画期的な提唱であったと思います。

    ユニバーサルデザイン食器紹介
     私たちが毎日使う、食器などにもユニバーサルデザインの波が押し寄せています。片手でも食べやすいお皿、むせにくいコップ、持ちやすい柄の付いたカップ、日本人の口の大きさにあわせ、一口の分量がのるように考えられたスプーンなど、どんどん研究も進められているようです。
    皆さんも、これを機会にユニバーサルデザインに目を向けてみてはいかがでしょうか?
     
     
 
     
     

 

 

2004年06月28日