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健康まめ知識

インフルエンザに備える!うがいと手洗い方法(2009年2月)

 

     
 
2月のテーマ:
インフルエンザに備える!うがいと手洗い方法
 新型インフルエンザ流行の危機が報じられた昨年以来、マスクの着用やうがい・手洗いの徹底が呼びかけられています。今年に入り、1月の2週目には国内のインフルエンザ発生件数は1週目から倍増。本県でも、潮来、古河、ひたちなかの3市でインフルエンザ警報が発令されるなど、確実にその猛威をふるっています。予防接種を受けた方も、受けていない方も、今回のお話を参考に、まずは基本の「うがい・手洗い」で、インフルエンザの予防につとめましょう!
 
     

 

インフルエンザとは?
   ご存知のとおり、インフルエンザはインフルエンザウイルスの感染によっておこり、通常「風邪」と呼ばれる普通感冒とはちがう特徴を持っています。「風邪」の場合は、のどや鼻(せき・くしゃみ・鼻水など)に症状が出るのに対し、インフルエンザは1日から5日(平均で3日)の潜伏期間を経て急に38~40度の高熱が出て、倦怠感、筋肉痛、関節痛などの全身症状も強く出るのが特徴。これらの症状が4~5日ほど続き、重症化したり合併症を発症すると、命の危険に関わる恐れもある感染症です。

インフルエンザは、感染者のくしゃみや咳などを介して、空中に飛び散ったウイルスを吸い込むことで感染する「飛沫感染」の危険性が高く、インフルエンザが流行している期間は感染の危険が高まりますが、ウイルスを吸い込んだからといって、すぐに感染・発症するわけではありません。ウイルスが身体の中に入り込む前に洗い流してしまえば感染を防ぐことができるので、外出時のマスクの着用、および外出後のうがい・手洗いが大切なのです。

 
正しい「手洗い」の方法
 
1. 手を水で濡らし、石鹸をつけて両手の手の平をこすり合わせてよく泡立てます。

(石鹸を泡立てることで界面活性作用が生まれ、消毒の効率が高まります)

2. 手の甲をもう片方の手の平でよくこすり洗いします。反対の手も同様に。
3. 指を組み、両手の指の間をこすり洗いします。
4. 親指をもう片方の手で包み、こすり洗いします。反対の親指も同様に。
5. 手の平を、もう片方の手の指先でこすり洗いします。反対の手の平も同様に。

(細かいしわの間も、意識してしっかり洗いましょう)

6. 爪の隙間を洗います。爪ブラシなどを使うとより効果的です。
7. 流水でよくすすぎ、石鹸をきれいに洗い流します。
8. 乾いた清潔なタオル、ペーパータオルなどで手を拭き、よく乾かします。
仕上げにアルコール殺菌スプレーなどをすりこむと、更に効果的です。
朝起きたとき、会社や学校に着いたとき、食事の前、トイレの後、掃除の後、そして帰宅後と、こまめに「手洗い」を行いましょう!
正しい「うがい」の方法
 
1. 清潔なコップに水を入れます。

(うがい薬があれば記載の量で希釈して使用。お茶の成分「カテキン」には殺菌作用があるため、お茶でのうがいもOKです)

2. 口にふくみ、まずはブクブクうがいをします。

(口の中の細菌や食べかすを除去するため、ガラガラうがいの前に必ずブクブクうがいをしましょう!目安は15秒以上、しっかりと)

3. 水やうがい薬を口に含んで上を向き、のどの奥まで液が回るようにガラガラうがいをします。

(こちらも、15秒以上を目安にしっかりと!)

4. ガラガラうがいを何度か繰り返します。
手洗いと同じく、外出後や食事の前後など、こまめに行いましょう!
 
インフルエンザの予防には、うがい・手洗いが基本ですが、普段からの健康管理も大切です。また、ウイルスは湿度を嫌うため、加湿器などを利用して、室内の湿度を50~60%に保つのも有効です。規則正しい生活、栄養バランスのとれた食事、じゅうぶんな睡眠を心がけ、この冬も元気に過ごしましょう!

 

 

2009年02月28日