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気象が短時間のうちに変動するのにともなって起こる病気や、一定の気象条件下で症状が悪化したり、発作が誘発されたりする一連の病気を「気象病」といいます。このような、気象の諸条件から影響をうける病気には、気管支ぜん息(ぜん息発作)やリウマチ・神経痛などがあります。これらの病気の出現は、例えば「急激な冷え込みで膝が痛む」など、ある気象条件下で起こりやすいことはご存知の通り。ことに、気象条件に急激な変化をおこしやすい前線(寒冷前線など)の通過という条件が大きな影響を及ぼすと言われており、これらの病気の発作は、いずれも前線通過の前後に比べて”通過時”に起こりやすいと発表されています。
また、病気の発作が起こらなくても、「身体がだるい」「頭が痛い」などの不調が起こるケースが多く、これらの症状も「気象病」のひとつと言えます。
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