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健康まめ知識

上手に使おうサプリメント(2011年10月)

 

     
 
10月のテーマ:
上手に使おうサプリメント

毎日の食事で不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養補給やダイエットに気軽にドラッグストアやコンビニエンスストア、通信販売で購入できるようになったサプリメント。

栄養補助食品(えいようほじょしょくひん)、健康補助食品(けんこうほじょしょくひん)とも呼ばれており、近年、私達の暮らしに身近になってきました。

 
     

 

サプリメントの歴史
 

サプリメントは、「食事だけでは、必要な栄養素を摂れないときに、それを補うもの」という目的で近代になってアメリカで誕生しました。

アメリカでは日本のような国の保険制度がないため、病気になると高額な医療費もかかるため、人々の健康管理に対する意識も世界トップレベルといわれています。

予防医学への関心から「サプリメント大国」とも言われているくらい、サプリメントが一般的に広く利用さており、米国成人の6割以上が何らかの形で日常的にサプリメントを利用していると言われています。

サプリメント

アメリカのサプリメントは「ダイエタリー・サプリメント」と呼ばれ、DSHEA という法律で「薬と食品の中間のもの」 と定義されており、厳しく規制されています。

日本ではアメリカのような規制はなく 「サプリメント」 とは、医薬品ではなく「食品」 と同じ扱いとなっており、サプリメントに関する薬効は認められていません。

しかし栄養機能の表示については一定の取り決めがあり、栄養素ごとに、成分の規格基準が定められています。

   
特定保健用食品(トクホ)との違い
 

最近、「トクホ」という言葉をコマーシャルなどでよく聞くようになりました。特定保健用食品(トクホ)は、科学的根拠の分析、有効性や安全性の審査を踏まえた上で、一定の有効性が確認され、厚生労働省が認可した食品のことを言います。

これらの食品には、国が認めた印として“トクホマーク”がついています。サプリメントや栄養ドリンクは栄養機能食品と呼ばれ、特定保健用食品の基準は満たしていません。

   
サプリメントの種類
 
サプリメントには成分と効果によっていくつかの種類があります。大切なのはまずビタミン・ミネラルを充分摂り体を正常な状態に機能させた上でより健康を増進させるものや特定の部位に働きかけるものを摂取することです。

サプリメントの種類
   
[1] 人間が生きていく上で必ず必要になる栄養
 

ビタミン、ミネラル、必須脂肪酸(DHA、EPA)など。これらの本来食事から摂取する身体の基本になる栄養素は生きていくために必要不可欠なもので、不足した場合に様々な不調が起こる原因となります。

[2] 摂取することでより体の機能が良くなる栄養
 

アロエやイソフラボン、クロレラ、霊芝、ビール酵母、黒酢などです。[1]にプラスして摂取することでより健康を増進できる栄養素です。

[3] 特定の部分に働きかける栄養
  主にハーブや薬草類が原料で古来より疾病の治療や予防に使われてきた物が多くあります。イチョウ葉やセントジョーンズワートなどが代表格です。
 
サプリメントの摂り方
 
サプリメントは栄養補助の役割り サプリメントの摂り方
 

サプリメントはあくまでも足りない栄養を補うものですので、サプリメントを摂ってさえいれば、食事はどうでもいいというわけではありません。

基本的には、毎日の食事で必要な栄養素を摂るのが理想です。

一日の摂取量を守って服用
 

サプリメントの表示ラベルには1日の摂取(目安)量が書かれています。成分によっては摂りすぎによる過剰症を起こす場合がありますので、必ず1日の摂取量を守るようにしましょう。

また成分によっては単独ではなく、何種類か組み合わせて服用することで効果を発揮する場合がありますので、よく調べてみましょう。

薬ではありませんが、基本は食事の後に摂取するのが理想的といわれています。

保存に気をつけましょう
  品質の劣化を防ぐためにも、高温多湿な場所に長時間置いかないなど、保存方法にも気を付けましょう。

製品によっては保存方法がラベルに表示されていますので、必ず守るようにしましょう。

 

2011年10月28日