1 カルシウムとは? |
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カルシウムは骨や歯などをつくっている栄養素です。体重の1~2%の重さで体内に存在しています。
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2 カルシウムの働きは?
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体内のカルシウムの99%は骨と歯に、残りの1%は血液や細胞などに存在し、体の機能を正常に保つために重要な働きをしています。
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3 カルシウムが不足すると?
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食事からのカルシウムの摂取が不十分で、血液中のカルシウムが不足すると、骨に蓄えられたカルシウムから補給されます。このような状態が続くと、骨の形成がスムーズに行かず、骨がもろくなってしまします。骨は、体の他の部分と同じように、少しずつ形成と破壊を繰り返し、絶えずつくり替えらています。食べたカルシウムは、小腸から吸収されて血中に入り、すぐに使う分だけ残して残りは骨に蓄えられます(骨の形成)。一方、血中には常に同じだけのカルシウムが必要なので、血中のカルシウムが不足するとき、骨は自らを壊して補います(骨の破壊)。骨は不足に備えて銀行のようにカルシウムを貯金しています。
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4 なぜ骨量は低下するのか?
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体内の成長が終わる20歳頃まで増加し続け、40歳を過ぎると低下していきます。若いうちから骨量を保つ生活習慣を身につけておくことが大切です。
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5 多く含まれている食品は?
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・ 乳製品(牛乳、チーズ、ヨーグルトなど)
・ 大豆製品(豆腐、納豆など)
・ 魚介類(桜エビ、ししゃも、わかさぎなど)
・ 野菜類(小松菜、水菜、モロヘイヤなど)
・ 海草類(昆布、ひじきなど)
・ 種実類(ごまなど)
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以下のようなことに心がけましょう。
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1 食事を減らすダイエットは避ける |
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骨粗鬆症予防で最も大事なことは、成長期に出来るだけ骨量を増やして、最大骨量を上げておくことです。最大骨量が高ければ高いほど、加齢ととも骨量の減少が続いても、骨粗鬆症へ至る危険は少なくなります。特に若い時期から栄養バランスの良い食事と適度な運動を身につけておきましょう。
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2 カルシウムをしっかり摂る |
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カルシウムが含まれる食品の中でも、牛乳は比較的吸収率が高く、たんぱく質やビタミンA、B2といった、カルシウムの効果を高める栄養素と同時にとることが出来ます。また、小魚や海草、緑の野菜や大豆製品にも多く含まれていますので、色々な食品からとるようにしましょう。
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3 適度な運動を毎日続ける |
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体を動かして、骨に圧力をかけることでカルシウムは骨に沈着します。高齢者でも、運動習慣のある人は、ない人に比べて骨量が多いことがわかっています。また、運動で筋力やバランス感覚を養うことは、骨折の原因となる転倒を防ぐことにもつながります。年齢に応じた、適度な運動を毎日続けようにしましょう。
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4 たばこはやめる!アルコールは控えめに! |
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ニコチンや過度のアルコールは、カルシウムの吸収に悪影響を与えます。
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規則正しい生活習慣と食習慣でカルシウムをコツコツ貯めて、健康な骨を保ちましょう!! |
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