
秋~冬になると、毎年のように風邪をひいている――そんな心当たりがないでしょうか? 気温と湿度が低い季節には、ウイルスや細菌が活動しやすくなります。風邪をひく原因について理解するとともに、ウイルスや細菌に感染しにくい習慣を作ることが大切です。風邪予防の基本を守り、大量を崩さず健やかに過ごしましょう。今回は、意外と忘れがちな風邪予防についてお伝えします。
◆風邪をひく原因は?
気温が下がる秋~冬にかけての時期は、風邪をひいて体調を崩すことがあります。そんな身近な病気である風邪ですが、一体どのような原因で起こっているのでしょうか。そもそも私たちが「風邪」と呼んでいる病気は、上気道(鼻からのどまで)がウイルスや細菌に感染することで起こります。しかし、風邪の原因となるウイルスや細菌は種類が多く、はっきりと原因を特定するのは難しいのです。また、一度風邪をひいた後に、別のウイルスや細菌による風邪に感染することも珍しくありません。できるだけ風邪をひかずに秋~冬を過ごすために、以下でご紹介する方法で風邪を予防しましょう。
◆風邪予防のポイント
秋~冬の時期は風邪の予防につとめ、自分で自分の体を守ることが大切です。ここでは、風邪予防のポイントをお伝えします。すでにご存知の方も、改めて基本をご確認ください。
・手洗い+うがいを徹底する
風邪の原因はウイルスや細菌による感染です。ウイルスや細菌は、私たちの手に付着し、そこから目や鼻などの粘膜を通して感染します。また、咳やくしゃみなどの飛沫に含まれるウイルスや細菌が、のどを通して感染する可能性もあります。手やのどに付いたウイルスや細菌を洗い流すためには、手洗いとうがいが有効です。日常生活では手洗いとうがいを実施し、ウイルスや細菌が体に侵入するのを防ぎましょう。
・こまめな水分補給を行う
私たちの体にある粘膜には、体の外からのウイルスや細菌の侵入を防ぐ役割があります。粘膜のはたらきを保つには、体内に十分な量の水分が必要です。ウイルスや細菌の侵入を防ぎ、排出しやすくするために、こまめな水分補給を行いましょう。また、空気が感染すると粘膜も乾燥しやすくなります。風邪予防に適した湿度は60~80%といわれます。乾燥しやすい秋~冬は、加湿器を使用してお部屋の湿度を高めに保ちましょう。
・規則正しい生活を送る
栄養バランスのとれた食事、十分な睡眠、適度な運動といった規則正しい生活は、風邪予防の基本といえます。特に、疲労がたまると風邪をひきやすくなります。風邪が流行る時期には、普段から体力を保つよう心がけてください。また、風邪予防では体を温めることも大切です。ウイルスや細菌は、低温低湿の環境を好みます。衣服や暖房により保温を行い、体から熱が奪われすぎないよう調整しましょう。
◆風邪をひいたら休養をとって治す
一般的に、風邪の症状はきちんと休養をとれば1週間程度で治ることがほとんどです。そのため「少しくらい体調が悪くても、普段と同じように活動できる」と、つい風邪による体調不良を軽視してしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。しかし、風邪を治すためにはしっかりと体を休める必要があります。自己判断により解熱剤で熱を下げて無理に活動するのは、体への負担が大きくなりますから避けておきましょう。また、身の回りの方へ風邪をうつしたり、症状が悪化して二次感染や合併症などを引き起こしたりするリスクもあります。風邪を早く治したいときは、休養をとるよう心がけてください。
秋~冬にかけて注意したい、風邪の予防についてお伝えしました。日々の生活のなかで予防の基本を守るとともに、体調を崩したら休養をとって早めに治しましょう。



もともと空気が乾燥しやすい冬。さらには、使用している暖房器具の影響でさらに湿度が低くなることがあります。このような環境で生活を続けていると、体の表面にある皮膚や粘膜、そして呼気から水分が失われてしまうのです。
寒い冬には、冷たい水を飲みにくいといえます。そのため、水分補給では温めた水である「白湯(さゆ)」を摂るのがおすすめです。お湯を沸かしたり、高温の水が出るウォーターサーバーを利用したり、温かくて飲みやすい温度の水を用意すると良いでしょう。

冬に嬉しい健康効果が期待できる生姜ですが、食べることでほかにもたくさんのメリットが得られます。古くから人類とともにあった生姜のパワーを、ぜひ理解しておきましょう。
部屋の乾燥を予防するためには、加湿器の設置がおすすめです。加湿器には「スチーム式」「気化式」「超音波式」「ハイブリット式」の4種類があります。
加湿器を置くほどでもないけれど、部屋の乾燥が気になるという方は、家にあるものや簡単に用意できるものを使って湿度を上げてみましょう。
ッカーにラクビー、マラソンと、冬はスポーツ真っ盛りのシーズンでもあります。体を動かす選手達には必要なくても、観戦する側が心がけたいのが、防寒対策。心は熱い気持ちでぬくもっても、体は冷たい空気と風にさらされて、体温の低下を招きます。そこで今回は、冬のスポーツ観戦で体を壊さないための防寒対策をご紹介します。
また、首周りをしっかりガードするためのマフラーやストールなども、防寒対策として効果的。首や手首、足首を温めるだけで、体感温度が4度もあがるといわれています。首が冷えてしまうと周囲の筋肉へも悪影響が出ますので、厚手のマフラーもまた欠かせない防寒アイテムです。
サッカーの試合などは、雨や雪が降っても中止になることはありませんので、天候に左右されない防寒を心がけることも大切です。気をつけて欲しいのが、サッカー観戦での傘使用。基本的に、スポーツ観戦での傘の利用は周りの迷惑となり、マナー違反にあたります。天候が思わしくないときは、レインコートの持参を忘れないようにしましょう。
冬になり、寒さが厳しくなると、風邪やインフルエンザなど怖い病のリスクが高まります。喘息もその中の一つ。喘息といえば、乾燥した空気が大敵ですが、警戒すべきはそれだけではありません。“エアコンの汚れ”という意外なところにも注意する必要があるのです。
夏になると、急激に増えるといわれるカビ肺炎。これは、手入れをしないエアコンのカビが原因で咳の症状に悩まされ、発熱や倦怠感も伴う病気です。エアコンのカビが原因で起こる症状はそれ以外にも、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などが挙げられます。
最近では、家庭用のエアコンも、自分で無理に行わず、エアコンクリーニングの専門業者に任せるという人もいます。電気製品であるエアコンを掃除中に壊してしまうといったトラブルは少なくありません。とくに、吹き出し口のルーバーを外す操作が分からず、無理をして外すと故障にもつながります。自信のない方はプロに任せるのがベストです。
人類の歴史は、ウイルスとの戦いの歴史だとされます。一説によると美男や美女が異性にモテるのは、ウィルスに負けない免疫機能を持っている人が、左右シンメトリーな身体や美しい容姿を有するからだと言われます。美しい容姿を持つ人ほどウイルスに負けない健康な子孫を残す確率が高いので、自分の子孫を残そうという本能によって、そうした伴侶が求められるというわけです。
これらは、それぞれ別の型の遺伝子のインフルエンザですが、1977年に流行したソ連インフルエンザは、1918年に流行したスペインインフルエンザと同じものです。このように、いったん終息してもまた流行するものや、さらに抗インフルエンザ薬の効かない遺伝子への変異が懸念される恐ろしいものもあります。
こうした、ウイルスによるパンデミックが起こった場合、自衛手段としてもっとも有効なのは、なるべく外出を避け感染者との接触を極力減らすということになります。特に発生した直後は、医療体制や対処法などが確立されていないということを想定して、不要不急な外出を控えるということが必要になります。しかし、外出を控えるとすぐに日常生活に支障をきたすことになります。そうした場合に備え、必要最小限の備蓄をしておくことが大切です。何をどれぐらいというものについて、4人家族が2週間生活をするための備蓄品のリストが農林水産省のホームページで紹介されていますので参考にしてください。最低限必要になるカロリーから割り出した食材の量等が目安として紹介されています。
外から帰ったら「手洗い」「うがい」をするということを日本人は子供の頃から躾けられていますが、海外では意外に「うがい」は一般的ではないようです。その効果の検証が十分されていないということがあるようですが、日本では神社にお参りするときに行う「手水」(てみず)が手や口を清める作法としてあるように美しい文化の一つとして継承したいものです。
テレビのニュースや天気予報などで、最近よく耳にする「乾燥注意報」。地域によっては、消防隊が火の用心のお知らせに回っている光景をよく目にするという方も多いのではないでしょうか。この乾燥注意報は、” 空気の乾燥による火災発生”の注意を促すものとして気象庁が発表するもので、首都・東京においては今年に入って連日この乾燥注意報が発表され続け、歴代の連続記録に迫る勢いだそうです。
ではなぜ冬場は空気が乾燥するのでしょうか。それは”飽和水蒸気量”に関係します。小学校の理科で習うものですが、改めて解説すると、飽和水蒸気量とは空気中に溶け込める最大の水蒸気量のことで、空気中にふくまれる水蒸気の量は「その空気1m3中に含まれている水蒸気の質量」で表されます。この飽和水蒸気量は気温が下がると低下するため、気温の低い冬場は空気が乾燥するのです。例えば、気温30℃では飽和水蒸気量は30g/m3ですが、気温0℃では、5g/m3までしか溶け込めません。そのため、気温が低いほど空気は乾燥していくのです。
このように、冬場は空気が乾燥するためどうしても肌の水分が失われてしまい、乾燥肌になる人が増えます。また、冬は運動量が低下しがちで、皮脂も汗も分泌量が少なくなるため、肌を保湿から守る“天然の保湿クリーム”が少なくなるのも乾燥肌を引き起こす原因のひとつです。



風邪にかからないためには、日常生活の中でかぜの原因となるウイルスの感染から身を守ること、そして抵抗力・免疫力をつけておくことが大切になります。風邪をひきやすい人とひきにくい人の違いは何でしょうか?それには生活環境や規則正しい生活、そして食生活が大きく関わっています。




重ね着をすることで空気の層が作られると、体温で温まった空気は下から上へとあがっていき、襟元から出て行きます。これが「煙突効果」です。衣服の重ね着で温かく過ごす秘訣は、襟元から出て行こうとする、この温かい空気を出さないようにすること。しかし、襟元を安易にふさぐと湿気がこもってしまい、ムレることになります。これを解消するには、保温性と通気性を兼ねたシルクのスカーフやマフラーが最適です。スカーフは室内でも利用しやすいファッションアイテムなので、熱は出さずに適度に湿気を保ってくれるシルクを上手に活用してみましょう。

