忙しい毎日を過ごしていると、気づかないうちに呼吸が浅くなっていることはないでしょうか。浅い呼吸をしていると疲れが取れにくくなり、メンタルにも悪い影響が出ます。きちんと休んでいるのに疲れが取れない人や、しょっちゅうイライラしたり落ち込んだりしてしまうという方は、ぜひ腹式呼吸に変えてみましょう。お腹まで深く息を吸い込むことで、心身ともにリフレッシュできます。
◆間違った呼吸の仕方は疲れや体調不良を招く
呼吸は心身のさまざまな面に影響しています。それは呼吸の仕方と自律神経が密接に関係しているからです。息を吸うときは交感神経が刺激され、息を吐くときは副交感神経が優位となり、リラックスに必要なセロトニンが分泌されます。もしも慢性的に呼吸が浅くなっていれば、休んでいるときでも身体が活動中だと勘違いして交感神経優位の状態が続きます。その結果、セロトニンが不足し、いつも緊張状態で疲れもなかなか取れない状態になりやすいのです。
そのため、睡眠をとっているにもかかわらず眠気を催したり、代謝が落ちて痩せにくくなったりします。さらには、血行不良を起こしてむくみや便秘などの不調を招くことも。しかも現代社会は仕事の激務や対人関係などストレスを抱えがちで、自然と呼吸も浅くなりがちです。
また、姿勢にも要注意。猫背の姿勢は胸郭が潰れた状態になり、呼吸時に上下に動く横隔膜の動きが妨げられた結果、浅い呼吸しかできません。浅い呼吸かどうか確かめるには、ゆっくりと20秒以上かけて息を吐いてみること。20秒未満になってしまう場合は、浅い呼吸の可能性があります。
◆慣れれば簡単!腹式呼吸のやり方を覚えよう
呼吸が浅い人はお腹で息を吸わず、胸で吸い込む胸式呼吸になっています。胸式呼吸では胸のあたりだけを使って息を吸ったり吐いたりするので、どうしても呼吸か浅くなりがちです。腹式呼吸に変えて、深く呼吸できるようになりましょう。
やり方はまず、お腹を楽にゆるめて鼻からゆっくり息を吸い込みます。手をお腹に乗せて、お腹が膨らむのを感じながら行うとやりやすいです。次にお腹をぐっとへこませながら、口からゆっくりと息を吐きます。お腹が筒状に縮まることを意識しながら吐くとより効果的。吐き出しにくい場合は、ケーキのロウソクを消すように何回かに分けて息を吐くといいでしょう。息を吐くときは身体の中にある悪いものが外へ出ていくイメージをし、吸うときにはきれいな空気が体の中を洗い流してくれるように思い描いて呼吸をするとさらに効果が高まります。
腹式呼吸は簡単そうに思えて、今まで浅い呼吸をしてきた人や、吸ったり吐いたりするときのお腹の動きが逆になっている人にはなかなかうまくできない呼吸法です。慣れないうちは難しいですが、習慣化すると考えなくてもできるようになるので、ぜひ思い出したときに取り組んでみましょう。
◆深い呼吸に変えれば、自律神経が整い疲れもとれる
呼吸を整えることで得られる一番のメリットは、自律神経が整うことです。基本的に自分の意志でコントロールできない自律神経に、唯一自分の意志で働きかけることができるのが呼吸だといわれています。自律神経は内臓や血管の働きをコントロールしているため、整うと腸の調子が良くなったり、冷えを改善したりという効果が期待できるのです。
ゆっくり息を吐き出すことを意識すれば副交感神経の働きが強まり、体を休めているときもよりリラックスできるでしょう。ほかにも、正しい呼吸で脊椎起立筋が鍛えられることにより姿勢が正しくなったり、深く呼吸をすることで肩や首の筋肉がストレッチされて肩こり・首こりが改善されたりと、たくさんのメリットが得られます。呼吸が浅くなっていると感じたら、ぜひ深い呼吸を心がけてみてください。
ダイエットをする女性にとって、悩みの種となるのが太もも。実は、カロリー制限や運動など、通常のダイエットを行ってもなかなか細くならない部位でもあります。むくみがちで、セルライトもできやすい太ももを細くするには、マッサージが有効。今回は、太もものマッサージ法をご紹介します。
◆重力の影響で太ももは太くなりやすい
太り方には上半身から太るタイプと、下半身から太るタイプがあります。下半身に脂肪がつく洋ナシ型の体型は、日本人女性に多い体型。人間は陸上で立って生活しているため、重力の影響で脂肪が下の方に溜まりやすいからです。また、内臓から離れていて老廃物が溜まりやすいことから、セルライトもできやすくなります。セルライトとは水分や老廃物が蓄積されることによって肥大化された脂肪細胞のことを指します。セルライトができているかは、太ももを摘んだ際の凸凹の状況で確認できます。
また、むくみやすいことも下半身太りの原因の一つです。冷たい空気は下へ向かう傾向があるため、足元は冷えやすく、すぐにむくんでしまいます。さらに現代人はデスクワークなどで一日中座りっぱなしということも多いため、血流が悪くなって足に水分が溜まりやすいことも影響しています。太りやすい足も、単純に脂肪が溜まっているだけならカロリーを抑えることで細くなりますが、むくみやセルライトが原因なら普通にダイエットしただけで細くするのは困難といえるでしょう。
◆マッサージでむくみをなくして太い足を改善
むくみが原因で痩せないときは、マッサージで解決を図りましょう。太ももをほぐして余分な水分を外に出すだけでも効果的。マッサージを行う前に、まずは体を温めます。湯船に浸かったあとにやるのがベストですが、難しい場合は温かい飲み物を飲むだけでもかまいません。体を温めたら、肌を傷つけないようにクリームやオイルをつけて、つま先から太ももにかけてゆっくり揉んでいきましょう。両手親指の根元などを使って、気持ちいいと感じる強さでマッサージしてください。
・しぼってほぐす
しぼってほぐすのも有効です。足の内側に親指がくるように両手の親指と人差し指で太ももをはさんでください。それから雑巾をしぼるように交互にスライドさせてひねり、足の付根までスライドさせましょう。外側のマッサージも同様に、両手の親指と人差し指で太ももをはさみ、内側と同じように交互にスライドさせながら足の付根までスライドさせましょう。
・つまんでマッサージ
つまんでマッサージする方法もあります。内側をほぐすときは、膝の横から内側のお肉を、両手を横にして親指と人差し指でつまみます。つまみながら足の付根までスライドさせましょう。外側も同様にお肉をつまみ、足の付根までスライドさせていきます。毒素を流したいときには、両手を拳にして、膝から付け根まで力を入れて流すようにスライドさせてマッサージすると上手くいきます。
太ももの前、内側、外側、裏側に各4回ずつ行ってください。毎日続けることでだんだん足が細くなっていきます。むくみがひどい人ほど効果が出るのも早く、一回で効果が出る人もいるようです。
◆リンパマッサージでセルライトを取り除こう
もう一つの原因、セルライトにはリンパマッサージが効果を発揮します。セルライトは足を太くするだけでなく、放っておくと病気の原因にもなるので早めに対処しておくことをおすすめします。
リンパマッサージも、入浴中や入浴後など体が温まったときに行うのがもっとも効果的です。リンパを流す前に、まずセルライトをほぐします。最初は足裏を押して血行を良くしておいてください。そして足の下から上へかけてセルライトの粒を潰すようにマッサージ。気になる部分があったら集中的にほぐしましょう。
セルライトをほぐしたら、次はリンパに沿ってマッサージします。足のリンパ節は膝下と足の付根にあるので、そこへ向けてリンパを流してください。リンパ管は皮膚の2mm~3mmの部分に張り巡らされているので、強く押し過ぎるのは流れにくくなり逆効果です。撫でるように優しくマッサージしましょう。毎日10分ほど行うことで効果が出てきます。ぜひお風呂上がりの習慣にしてみてください。
目がしょぼしょぼしたり、鼻がむずむずしたり、春は花粉症持ちの人にとって辛いシーズン。しかし、花粉症がつらいのは、目と鼻だけではありません。花粉の影響で肌荒れがひどくなる“花粉症皮膚炎”にも要注意。今回は、増加傾向にある花粉症皮膚炎の原因と症状、その対策についてご説明します。
◆花粉症皮膚炎の原因と症状
花粉症皮膚炎とは、花粉が付着することで肌がかぶれて、炎症を引き起こす症状です。ご存知のとおり、春になると空気中を舞う花粉の量が増加します。通常、皮膚にはバリア機能があって花粉が付着してもブロックしてくれます。ところが、花粉症の人は目をこすったり鼻を何度もかんだりするため、皮膚が摩擦で荒れてしまいがち。そうするとバリア機能も低下して花粉の浸透を許し、かぶれや炎症、湿疹などを引き起こしてしまうのです。
花粉症皮膚炎にはそれ以外にも、顔全体がかゆくなる、腫れぼったくなる、肌が乾燥して粉っぽくなるなど、さまざまな症状が出てきます。花粉が多くなった時期に「肌がヒリヒリする」「ニキビのような赤いブツブツが出てきた」などの症状に悩まされたら、花粉症皮膚炎を疑ってみる必要があります。
◆花粉だけじゃない? 春の肌荒れの原因
春は花粉以外にも肌荒れの原因となる要素がたくさんあります。まず、低気圧と高気圧が行ったり来たりすること。人間は高気圧のときは交感神経優位で、低気圧のときは副交感神経優位になります。気圧が入り乱れると自律神経が乱れてホルモンバランスにも影響し、肌を弱らせてしまうことがあるのです。そして自律神経の乱れは血行不良も招きます。血液には栄養を行き渡らせる役目があるため、血流が悪いと肌になかなか栄養が届きません。そして肌のターンオーバーも滞らせてしまいます。
乾燥も肌に悪影響を及ぼします。冬の方が乾燥は厳しいと思われていますが、実際は春も同じくらい乾燥しているのです。しかも湿度は低いままなのに気温は上がるため、肌の温度が上昇。そうすると肌周りの空気が乾燥して水分が奪われ、場合によっては冬よりもひどい乾燥肌に悩まされるでしょう。このような悪条件が重なって肌が弱っているときに花粉が付着すると、過剰に防御しようとして炎症を起こし、肌荒れを引き起こしてしまうのです。
◆花粉症皮膚炎の対策は?
花粉症皮膚炎を予防するうえで必要なことは、肌を弱らせないこと。そのために、以下の対策を心がけてください。
・メイクは刺激を与えない範囲で
花粉の季節は肌が弱りやすいので、化粧品の成分でヒリヒリしてしまうことがあります。そういう場合は化粧下地を兼ねたオールインワンゲルにミネラルパウダーだけにしておくと、肌への刺激を減らせるでしょう。日焼けが気になるときは、低刺激の日焼け止めをオールインワンゲルの後に塗ると効果的。また、化粧を落とす際にも注意が必要です。肌のバリア機能が低下しているときに強力なクレンジング料を使ってしまうと、皮脂が減りすぎてパサパサになってしまう恐れがあります。春先はぜひ、低刺激のものを使いましょう。それでもしみるという場合は、お湯だけで落とせる化粧品に変えてみてください。
・食生活の改善
肌のバリア機能を強化するには、食生活からのアプローチも欠かせません。ビタミンB群には代謝を良くする効果、ビタミンC,Eには弱った肌をサポートする効果があります。肌を生まれ変わらせるのにはビタミンHが有効です。これらの成分が含まれている食材を積極的に摂取しましょう。
・ストレスを軽減する
春は何かと環境が変わりやすく、ストレスも溜まりやすい時期です。ストレスによる血行不良でお肌を弱らせないためにも、ストレスの少ない生活を心がけましょう。十分な睡眠を取ることで、ストレスの軽減につながります。休養もしっかり取れて免疫力もアップするなど、一石二鳥の効果が期待できるでしょう。
花粉症の人も、そうでない人も、春は肌荒れを起こしやすい季節。日ごろのケアをしっかり行い、健康的な肌を保ちましょう。
「森のバター」とも呼ばれるアボカドは、とても健康に良い食材です。老化の防止、体内のデトックス、血液をサラサラにするなど様々な効果があります。脂肪の燃焼にもよく、ダイエットにもおすすめの食べ物。ただ、果物の中ではカロリーが高い部類に入るので、食べ過ぎには注意が必要です。今回は、アボガドの持つパワーと、食べるときの注意点についてご説明します。
◆アボカドに含まれる栄養素の紹介
アボカドは果物の中で最も栄養価が高いといわれる食材です。皮膚の新陳代謝を高めてシミやそばかすを防止してくれるビタミンEや、皮膚や粘膜の正常保持効果があるビタミンA、免疫力アップや、コラーゲンの生成を促進してくれるビタミンCなどが豊富に含まれています。これらの成分を取るとアンチエイジング効果も期待できます。
ビタミン以外の栄養素にも着目。アボカドのコエンザイムQ10には生活習慣病予防や美肌効果があり、カルシウムやリンには骨を強くする働きがあります。さらにグルタチオンという成分には解毒を促進させて肝臓を助ける働きがあるので、飲酒・喫煙で疲れた肝臓を癒す力も。また、アボカドに含まれるビタミンEの抗酸化作用はがんの予防、プロトカテク酸にはがん細胞の増殖を抑制する効果があるといわれています。
アボカドには脂肪分が多いですが、体に良いタイプの脂肪なので摂っても問題ありません。
アボカドにはリノール酸やオレイン酸、リノレン酸といった不飽和脂肪酸が含まれています。これには悪玉コレステロールを抑える働きがあるので、むしろ体にとっていい働きが期待できるでしょう。コレステロールの吸収を抑えられると血液がサラサラになり、動脈硬化の予防につながります。アボカドを一つ食べるだけで、これだけ多くの栄養素を摂取することができるのです。
◆デトックス効果もあり、ダイエットの食事にもおすすめ
アボカドにはさらに、デトックス効果も期待できます。アボカドにはゴボウ1本分もの豊富な食物繊維が含まれていますが、食物繊維には腸内の環境を良くしてくれる効果があるので、便秘に悩む人には心強い味方です。またアボカドに含まれるカリウムには、摂り過ぎたナトリウムを尿として排出してくれる働きも。余分なナトリウムが体内から出ていくことで、高血圧の予防にもつながります。現代は塩分過多の食事が問題視されますので、カリウムは積極的に摂っておきたい成分の1つです。
また、脂肪を燃焼してくれるうえに満腹感も高いのでダイエットにも適している食材です。アボカドに含まれる消化酵素やオレイン酸には脂肪を分解、燃焼させる効果があります。運動の前にアボカドを口にすれば、効率よく脂肪を吸収・消化できるでしょう。食べ方として、バターの代わりに使うのがおすすめ。パンを食べるときなどにバターを塗る代わりアボカドを塗って、カロリーを抑えてみてください。
◆難点は高カロリー。食べ過ぎに注意!
満腹感を得られ、栄養価も高い夢のような食材のアボカドですが、高カロリーという難点もあります。アボカドは1つ220キロカロリーと、ご飯1杯分くらいのカロリーがあるので、ご飯も同じように食べていては、カロリーの過剰摂取につながります。適度なカロリー摂取を心がけるのであれば、普段からごはん1杯分減らす食事を意識してみてはいかがでしょうか。もしくは切って半分だけ食べる、という食べ方もいいかもしれません。カットしてある場合でもきちんとラップで包めば、冷蔵保存で2日程持つので、小分けに食べることも可能です。
果物を食べ過ぎて太るということは滅多にありませんが、アボカドの場合は果物の中でもカロリーが高い種類なので要注意です。しかし、健康効果はとても高いので食べ過ぎない範囲でぜひ取り入れてみてください。
冷え症の人にとって、冷えやすく温まりにくい足元の冷えは何とか解決したいもの。実は、足の冷え症は靴を替えるだけで症状の改善が見込まれることも。それに加え、冷えとり靴下を履いて防寒するとなお効果的です。今回は、足の冷えを改善するうえで重視したい冷えとり靴下と、それに合う靴の選び方をご説明します。冷えとり靴下と冷えに強い靴のセットで、寒い冬を乗り切りましょう。
◆靴選びに失敗すると、足元から冷え症に
靴の中には、履き続けるだけで足元を冷やしてしまうものがあります。5センチ以上のヒールをよく履く人は、重心がつま先に行ってしまい、血流が滞りがちになるため、冷え性になる確率が高いです。また、先が尖っているタイプの靴は小指や親指を圧迫し末梢血管までの血流を滞らせる可能性があります。
革靴やブーツも足を冷やしやすいタイプ。これらの靴は通気性が悪く、足が蒸れやすいですが、中にたまった湿度が低下すると足の肌まで急激に冷えていきます。毎日同じ靴を履き続けると、除湿する機会も失われ、ますます冷えやすい状態に。足の冷えがなかなか改善されなかったら、ヒールや革靴、ブーツを履いていて、足の冷えがなかなか改善されなかったら、違うタイプの靴に履き替えてみるのもいいかもしれません。
◆足の冷え症には、冷えとり靴下を
冷えにくい靴を選ぶのに加え、冷えとり靴下を履けばさらに寒さを防げます。冷えとり靴下は、ソックスを4枚重ねて履くことで、温かい足元環境を作ります。
まずは素足にシルクの5本指ソックスを履きます。シルクは保温性や吸湿性に優れているので、靴下に最適な素材。また、5本指タイプの靴下には血流をよくする効果もあるようです。
次に上から綿の5本指ソックスを重ねます。機能性が良い半面、すぐに穴が開いてしまうという欠点もあるシルク。上から丈夫な綿のソックスを履いておけば安心です。汗を吸い取る効果も期待できます。その上から、今度は先が丸いタイプのシルクの靴下を履きましょう。さらに上から綿の先丸ソックスを履けば、冷えとり靴下の完成です。足元から体を温めてくれるので、寒い日でも暖かく過ごせるでしょう。
◆靴は冷えとり靴下と一緒に!選び方のポイント
寒い日でも冷えとり靴下を履いていれば暖かく過ごせるはず。ですが、4枚も重ね履きしていたら普段履いている靴が入らなそうですよね。ぜひ冷えとり靴下に合わせやすい靴も一緒に用意しておきましょう。少しサイズが大きめの物を選ぶと履きやすいです。以下に、冷えとり靴下にピッタリ合う靴をいくつかご紹介します。
・コンフォートスリッポンガーデン
冷えとり靴下を着用していても履きやすいタイプの靴です。先が丸くなっているので、指を圧迫して血流を悪くする心配もありません。ブラック、アイボリー、パープル、マスタードなど色のバリエーションが多いので、様々な服装にも対応可能。9万足も売れている人気の商品です。
・ナチュラルストラップシューズアイリー
ストラップ付で見た目も可愛らしいですが、脱ぎ履きしやすく機能性が抜群です。春夏になり温かくなったら、素足でも履ける使い勝手の良いシューズです。
・ビルケンシュトックのボストン
靴下を重ね履きしていても着脱しやすいサボタイプで便利です。かかと部分がないので一見寒そうですが、防寒性の高いフェルトやレザーを使っているので、冬でもちゃんと使えます。つま先が広く、足に優しい靴です。
・モヘダトフェール
こちらはスウェーデンで生まれたサボタイプ。冷えとり靴下を着用していても快適に履くことができます。履き心地はもちろん、デザイン性も優れています。カジュアルな靴を好む方は要チェックです。
冷えとり靴下を着用していても履きやすい靴はたくさん売られています。ぜひ使い心地の良い靴セットで選んで、足元から冷え症を防止しましょう。
テレビや雑誌などでよく取り上げられるリンパマッサージ。しかし、具体的にどういうものなのか分からない人も多いのでは?リンパは老廃物の除去や健康的な肌作りに重要な役割を担っていますが、滞りやすいという欠点も。そこで、リンパの働きをよくするためのマッサージが重要なのです。ここでは、リンパマッサージの詳しい効能と、自宅でやるときの注意点についてご紹介します。
◆リンパとは?
リンパとは、血液と同じように体中に存在するものです。全身に張り巡らされているのがリンパ管。その中を流れている血しょうの一部で、リンパ管に吸収されたのがリンパ液。そして、全身の要所にある、リンパ管が合流している部分をリンパ節と呼びます。これらを総称したものがリンパです。リンパの働きは、老廃物の回収と排泄、細菌の退治など。また、ウイルスなどへの抗体を作ったり、異物や細菌を除去したり、健康を維持するうえでさまざまな機能を備えています。
血管と同じように体中に張り巡らされているリンパですが、その役割は全く異なります。血管が酸素と栄養を運ぶのに対して、リンパ管は不要物を運ぶごみ箱のような存在です。また、血液は心臓をポンプとして自動的に全身に流れてきますが、リンパは筋肉の動きによって自発的に流れています。そのため、リンパの停滞は運動不足の人に多く見られます。
リンパマッサージは、溜まった老廃物を流して、体のリンパの流れを改善するマッサージです。不要物がなくなれば、健康や美容にさまざまな効果が期待できます。
◆便秘、冷え症、ダイエットに効果を発揮
まずは便秘。痛みがないので油断しがちですが、お通じが悪いと頭痛や食欲不振、肩こりや腰痛の引き金になることがあり、見逃せない症状です。便秘とリンパには密接な関係があるので、マッサージで改善できる可能性があります。腸回りのリンパに刺激を加えると、腸の働きが活性化されて、排便が促されるのです。便秘解消が目的の人は、腰回りと下腹部のマッサージを行いましょう。
冷え症の人にもリンパマッサージは効果的です。冷え症は慢性化すると、ホルモンバランスが崩れて老化を早めたり、免疫力を低下させたりするなど、さまざまな問題を起こします。リンパマッサージは、下半身を重点にし、広い範囲で定期的に行うことが有効です。ふくらはぎや足裏、足首などをマッサージしましょう。休憩時間などにぜひ試してみてください。
ダイエットにも効果が期待できるかもしれません。リンパマッサージをすると、リンパの流れだけでなく、血液の流れもよくできます。体が活発になり、基礎代謝が上がるので、痩せやすい体が作れるでしょう。また、マッサージでリンパの流れを良くすれば、老廃物が外に流れてむくみを取ることができるので、見た目が痩せて見えることも。体型が気になる方は、ぜひトライしてみましょう。
◆セルフマッサージの注意点
リンパの流れはとても穏やかなので、あまり早くマッサージしてはいけません。心臓から出て行ったリンパ液がまた心臓に戻ってくるまでには12~24時間かかります。血液は1周40秒程なので、比べるとリンパの流れはとても遅いことが分かります。リンパ液は1秒で1センチほどしか進まないので、リンパマッサージはゆっくりと一定の速度で行うのが理想的です。
また、早く効果を出したいからといって、強くし過ぎてもいけません。リンパ液は皮膚の表面近くを流れているので、くれぐれも強い力で押さないように。あまり強く押しすぎると、逆にむくみや血行障害を引き起こす恐れがあります。1か所の所要時間は10~15分が目安です。一度にたくさんやらずに、こまめに行って毎日続けましょう。
リンパマッサージは病院の治療とは違うので、一度に劇的な効果が出るものではありませんが、続けると体質改善につながります。無理せずこまめに続けましょう。あまり力は入れず、さするようなマッサージを心がけてくださいね。
サッカーにラクビー、マラソンと、冬はスポーツ真っ盛りのシーズンでもあります。体を動かす選手達には必要なくても、観戦する側が心がけたいのが、防寒対策。心は熱い気持ちでぬくもっても、体は冷たい空気と風にさらされて、体温の低下を招きます。そこで今回は、冬のスポーツ観戦で体を壊さないための防寒対策をご紹介します。
◆冬のスポーツ観戦で気をつけたいこと
冬といえば、空気が乾燥して寒気が一段と厳しくなるため、感染症の原因となるウィルスが活発になるシーズンです。ウィルスは乾燥した空気を好むといわれますが、それは湿度が低くなるとウィルスの水分が蒸発して軽くなり、空気中に浮いて大量に飛散してしまうからです。
気温が下がると人の体温も低下し、ウィルスに対する抵抗力もダウンしてしまいます。風邪を引いた1人がくしゃみや咳をして空気中に大量のウィルスを飛散させると、周囲にあっという間に伝播してしまいます。小中学校や高校、職場など、人が多く集まる環境ではとくに注意が必要なのです。
スポーツ観戦の場所も、不特定多数の人たちが集まり、気づかないうちにウィルスを吸い込んだり、拡散させたりする怖れがあります。例えばサッカーなどの野外スポーツは2時間近く、寒風の中同じ場所に着席して観戦する必要があります。しっかり身を守るための防寒対策・風邪予防対策を事前に準備することが大切です。
◆晴れの日の防寒対策
冬の野外スポーツを観戦するときの防寒3点セットは、「帽子」「耳当て」「マスク」です。肌が露出してしまいがちな顔や頭部などをしっかり防御する上で、帽子と耳当ては必須アイテムですね。また、マスクは風邪をうつしたり、うつされたりしないための風邪予防対策用のものを使用するようにしましょう。
また、首周りをしっかりガードするためのマフラーやストールなども、防寒対策として効果的。首や手首、足首を温めるだけで、体感温度が4度もあがるといわれています。首が冷えてしまうと周囲の筋肉へも悪影響が出ますので、厚手のマフラーもまた欠かせない防寒アイテムです。
首から上の部分をしっかり温めることが防寒上の大切なポイントですが、全身の着こなしに気を配ることも忘れてはいけません。
・上半身はとにかく厚着で守る
おすすめは、ヒートテックなど機能性に優れた上着を着ることです。その上は、風を通さないポリエステル素材のオーバーなどでしっかり防御します。インナーは、ハイネックのロングTシャツなどを最低1枚は合わせ着したいですね。屋根の付いたスタジアム観戦でも、冬場は相当気温が下がりますので、ちょっと暑いくらいの着こなしでのぞむのがベストです。
・下半身は、インナー準備がポイント
下半身も2重・3重の防寒対策をしてのぞんでください。こちらもヒートテックなどの機能性インナーは欠かせません。冷え症の多い女性は、膝掛け用のブランケットなどを準備しておくとなおいいですね。履物はブーツなど、しっかり足元がカバーできるものがおすすめ。できれば靴用カイロなども準備して、冷えやすい足先を温めるようにしましょう。
◆雨・雪の日の防寒対策
サッカーの試合などは、雨や雪が降っても中止になることはありませんので、天候に左右されない防寒を心がけることも大切です。気をつけて欲しいのが、サッカー観戦での傘使用。基本的に、スポーツ観戦での傘の利用は周りの迷惑となり、マナー違反にあたります。天候が思わしくないときは、レインコートの持参を忘れないようにしましょう。
また、フード付きジャンパーやコートなどがあると、冷たい雨から頭部を守ることができます。仮に頭が濡れたとしても、タオルなどを準備して水分が残らないようにしっかり拭き取るようにしてください。
冬のスポーツ観戦も、健康な体あってこそはじめて楽しめます。好きなスポーツを見て充実した1日を過ごした後も、元気に学校や職場に行けるよう、万全の防寒対策を心がけてくださいね。
冬になり、寒さが厳しくなると、風邪やインフルエンザなど怖い病のリスクが高まります。喘息もその中の一つ。喘息といえば、乾燥した空気が大敵ですが、警戒すべきはそれだけではありません。“エアコンの汚れ”という意外なところにも注意する必要があるのです。
◆冬に注意したい咳喘息
単なる風邪とも思えないような咳が続くと、それは咳喘息かもしれません。喘息は、気道が狭くなり、外部からのさまざまな刺激に対して敏感になることで、炎症や咳の発作を引き起こす症状です。
喘息持ちの方も、風邪を引いたことがきっかけで体調を崩し、喘息の症状を悪化させる人もいます。喘息持ちでない方でも、ダニやホコリなどを吸い込んだことがきっかけで喘息を引き起こすこともあります。症状がひどくなる気管支喘息を発症するケースもあるので、注意が必要です。
急激な気温の低下や、空気の乾燥だけでなく、ダニやホコリの原因となる不衛生な環境にも気を配る必要があるでしょう。
◆手入れをしないエアコンはこんなに危険!
夏になると、急激に増えるといわれるカビ肺炎。これは、手入れをしないエアコンのカビが原因で咳の症状に悩まされ、発熱や倦怠感も伴う病気です。エアコンのカビが原因で起こる症状はそれ以外にも、アレルギー性鼻炎や気管支喘息などが挙げられます。
秋が終わり、暖房に切り替えるタイミングにも気をつける必要があるでしょう。使わなくなった暖房の裏側は自然とホコリがたまり、不衛生な状態になっています。そのままの状態で作動させると、部屋中にホコリやダニが蔓延し、それを吸い込んだ喘息持ちの子どもが気管支喘息を発症させる危険性も考えられるのです。
◆家庭でもできるエアコン掃除
エアコンのホコリによる喘息を防止するには、できる範囲でエアコンのクリーニングをするのが効果的です。「フィルター」と「吹き出し口」の清掃は、家庭でも簡単にできるので、その方法を紹介します。
・フィルターの掃除法
フィルターを掃除する前に、フィルター回りやエアコンのパネル部分のホコリを掃除機で吸い取ります。ホコリが降ってくるかもしれませんので、マスクを着用してしっかり防護しましょう。ホコリはフィルターの外側についているので、外側に掃除機をかけて重点的にホコリを吸い取ります。内側からかけてしまうと逆にフィルターの目にホコリが詰まってしまいますので、必ず外側から掃除機をかけるようにしてください。その後、シャワーできれいに水洗いして日陰干しにします。
・吹き出し口の掃除方法
吹き出し口が汚れていてはここから出てくる風に汚れた空気やホコリが乗って部屋中に蔓延してしまいます。手順としては、吹き出し口のルーバーを外した後、中性洗剤を染みこませたタオルで中をしっかり拭いていきます。届かないときは、細長い棒にタオルを絡ませて奥まできれいに磨きましょう。その後、きれいなタオルで拭き上げるようにしてください。
気をつけて欲しいのは、市販のスプレー。市販の洗浄スプレーは、間違って使うとエアコンの故障にもつながります。使用方法を確認したうえで、注意して使うようにしてください。
◆プロに任せる方法もアリ
最近では、家庭用のエアコンも、自分で無理に行わず、エアコンクリーニングの専門業者に任せるという人もいます。電気製品であるエアコンを掃除中に壊してしまうといったトラブルは少なくありません。とくに、吹き出し口のルーバーを外す操作が分からず、無理をして外すと故障にもつながります。自信のない方はプロに任せるのがベストです。
また、プロであれば手の届かない場所でも専用の器具を用いてしっかり洗浄してもらえます。きちんとホコリや汚れが取り除かれないまま、エアコンを動かして喘息を悪化させてしまえば元も子もありません。万全を期したい方は、無理をせずプロの業者に任せることをおすすめします。
楽しかった夏のあとは、スポーツと食欲の秋の到来です。いつもより食欲が進む分、ダイエット目的で颯爽とランニング、という方も多いでしょう。そこで気をつけたいのが、屋外での運動に欠かせない紫外線対策。直射日光は肌に悪いばかりか、さまざまな病や症状のリスクも考えられます。そこで今回は、紫外線から目を守ることの大切さと、スポーツに適したサングラス選びのポイントを説明します。
◆紫外線対策は目を守ることから
紫外線対策といっても、「帽子や日焼けクリームがあるから大丈夫」と思っていませんか?欧米では紫外線カットが目的で使われるサングラスも、日本ではまだ“ファッション目的”というイメージが抜けきれません。目を日光から守ることには、どんな意味があるのでしょうか?
お肌の大敵ともいえるシミやソバカス。これは、角膜を通して吸収された紫外線によって脳が反応し、メラニン色素の形成を促すことで発生します。メラニンは紫外線から肌を守ってくれる大切な物質ですが、嫌なシミを作り出す原因にもなるのです。
そして、目を守る組織である角膜や水晶体が紫外線を浴びると、「目の日焼け」とよばれる症状を引き起こします。具体的には、目の充血や乾燥、涙の分泌、目の異物感など。日常的にそんな状態が続けば、長期にわたって有害な成分が水晶体に蓄積され、白内障の原因にもなるのです。重度の病のリスクから身を守るためにも、スポーツ中のサングラス着用は大前提といえるでしょう。
◆UVカットのサングラスを選ぼう
目に紫外線を当て続けることによって、白内障の他、黄斑変性(おうはんへんせい)や瞼裂班(けんれつはん)、翼状片など、さまざまな眼病のリスクも高まります。つまり、サングラスを使用することで、シミやソバカス、日焼けを防ぐばかりか、深刻な眼病を防止することにもつながるのです。
しかし、サングラスであればどれでもいいというわけではありません。紫外線カットに効果のあるレンズでなければ、角膜や目の周囲の肌を紫外線から守ることはできないでしょう。では、どのようにして紫外線カットにすぐれたサングラスを選べばいいのでしょうか。それは、紫外線を吸収する割合を示した「紫外線透過率」で判断します。
この透過率が低ければ低いほど、そのサングラスはUVカットの性能にすぐれたレンズということになるでしょう。紫外線透過率が1.0%以下であれば、紫外線は99%カットできるといわれます。UVカットのサングラスの中には、紫外線透過率を表示したものも販売されていますので、ランニングなどのスポーツ用には透過率の低いサングラスの使用をお勧めします。
◆スポーツに適したサングラスの条件
スポーツにふさわしいサングラスの条件として、UVカットに効果のあることの他、以下のポイントを抑えると、より快適にランニングなどのスポーツに専念できるでしょう。
・顔にフィットしている
体を動かしている最中にグラグラとサングラスが動いては運動に集中できないでしょう。顔にフィットしたサングラスであれば、ストレスを感じることなく、心地よい気分でスポーツに専心できます。顔のサイズや骨格に合ったサングラスをチョイスするようにしましょう。
・黒いレンズは避けよう
真っ黒なレンズのサングラスはいかにもおしゃれで格好良い印象を与えますが、黒いレンズは透過率も悪く、紫外線対策として適当ではありません。また、目の瞳孔が広がったり、視界が悪くなったりと、目にも負担がかかります。ファッション性や好みにこだわりすぎず、黒いものや色の濃いレンズのサングラスは極力避けるようにしてください。
スポーツをするにも、まずは準備が大切です。まだまだ強い直射日光も残る秋の始まりの中、ランニングや球技をするときは、目を守ってくれるUVカットのサングラスを選ぶのが大切。それをスタートに、スポーツの秋を満喫しましょう。
夏の暑さに負けて、つい冷房を強めに設定してしまう。そんな毎日をお過ごしのあなたに注意してほしいのが、冷え症です。冷え症は冬にこそ多い症状として知られますが、エアコンの効き過ぎた部屋で過ごすと、女性ばかりか男性が冷え症になるケースも。冷房を付けない日はない、というこの時期こそ、冷え症に対する理解と対策が必要です。
◆夏の冷え症の原因
熱い夏の盛りに、エアコンは欠かせません。しかし、ガンガンに冷えた部屋にずっといると、自分では気づかないうちに、体の中で変調が起きてしまいます。自律神経の乱れから来る冷え症がそれです。
気温も上昇する季節になると、私たちの体は血管を広げることで体内に蓄積された熱を外に放出させます。この時、働くのが副交感神経。しかし、エアコンからの冷風を浴びて体が冷えると、交感神経が働いて血管を収縮させ、熱が外へ逃げないように働きます。この2つの自律神経の逆作用によって血流が悪くなり、体の冷えを起こしてしまうのです。この状態が続くと自律神経の機能が低下、体温の調節も困難となり、夏場に限らず、年間を通して冷え症に悩まされることになります。
◆男女問わず増えてきた冷え症
・女性の冷え性
冷え症といえば女性が多いのが特徴です。なぜ女性に多いのかといえば、脂肪に対して筋肉が少ないという、体の構造上の問題があります。
脂肪は、一旦体が冷えると体の中に抱えこんでしまうという特徴をもっています。逆に筋肉は、熱を発生しやすい特質をもっていて、脂肪より筋肉の多い男性は冷えに強いという体質です。このような体の仕組み上の違いにより、冷え症に悩まされる女性が多いといえるでしょう。
・男性の冷え症
しかし最近では、男性の冷え症も増えています。それを誘発するのが夏のエアコンです。自分たちの体は冷えやすいということを知っているため、女性は冷房の効いた部屋でも厚手の服を着てしっかりと対策をとります。
それに対し、男性は冷房による冷え症に対しては無防備です。先述したように、筋肉の多い男性は熱に弱いため、ついエアコンを強めに設定しまいがちです。さらに、女性のように冷え性に対する理解不足のため、先ほど説明した自律神経の乱れを起こして冷え症を引き起こしてしまうのです。冷え症は、決して男性も無縁ではないことを知る必要があるでしょう。
◆冷房による冷え症を防ぐには
冷房による冷え症を防ぐには、室内の温度設定に気を配り、冷房から身を守る服装で対策をとりましょう。以下にその方法をご紹介します。
・設定温度は25℃前後を目安に
まず、室内温度に気を配りましょう。理想的なエアコンの設定温度は、「外の気温マイナス3℃~4℃」です。しかし、それでも体で冷えを感じたら、温度を上げるなど調整してください。また、ずっとエアコンをつけた状態はよくありませんので、適度に外に出て外気に触れたり、窓を開けて外の空気を取り入れたりするなど、体がエアコンに慣れすぎないよう注意しましょう。
・お腹や足首を冷やさない
冷房の効いた部屋の中で過ごすとき、体の特定部分を極度に冷やさないことが大切です。とくにお腹や下半身を冷やさないよう、座っているときは膝掛けをし、お腹には腹巻きなどを当てると効果的。お腹を温めると全体の体温が上昇するので、腹巻きは冷房対策に有効といえるでしょう。
・軽いストレッチ
仕事の合間、オフィスでできる軽いストレッチもまた、冷え症対策に効果的です。例えば手のストレッチ。まず、左右の手のひらをクロスして組み合わせます。そして右手で左手を外側へ反らし、3秒間待ちましょう。左右組み替えても同じことをやります。この行為を5回繰り返すだけで、冷え症を防ぎ、適度な体温維持につながるでしょう。
夏に欠かせない冷房も、頼りすぎると体調に大きな変化を及ぼします。体が本来もっている機能を失わないためにも、日常の生活でできる冷房対策をしっかり立てることで、健康体のまま夏を乗り切ってください。