
楽しかった夏のあとは、スポーツと食欲の秋の到来です。いつもより食欲が進む分、ダイエット目的で颯爽とランニング、という方も多いでしょう。そこで気をつけたいのが、屋外での運動に欠かせない紫外線対策。直射日光は肌に悪いばかりか、さまざまな病や症状のリスクも考えられます。そこで今回は、紫外線から目を守ることの大切さと、スポーツに適したサングラス選びのポイントを説明します。
◆紫外線対策は目を守ることから
紫外線対策といっても、「帽子や日焼けクリームがあるから大丈夫」と思っていませんか?欧米では紫外線カットが目的で使われるサングラスも、日本ではまだ“ファッション目的”というイメージが抜けきれません。目を日光から守ることには、どんな意味があるのでしょうか?
お肌の大敵ともいえるシミやソバカス。これは、角膜を通して吸収された紫外線によって脳が反応し、メラニン色素の形成を促すことで発生します。メラニンは紫外線から肌を守ってくれる大切な物質ですが、嫌なシミを作り出す原因にもなるのです。
そして、目を守る組織である角膜や水晶体が紫外線を浴びると、「目の日焼け」とよばれる症状を引き起こします。具体的には、目の充血や乾燥、涙の分泌、目の異物感など。日常的にそんな状態が続けば、長期にわたって有害な成分が水晶体に蓄積され、白内障の原因にもなるのです。重度の病のリスクから身を守るためにも、スポーツ中のサングラス着用は大前提といえるでしょう。
◆UVカットのサングラスを選ぼう
目に紫外線を当て続けることによって、白内障の他、黄斑変性(おうはんへんせい)や瞼裂班(けんれつはん)、翼状片など、さまざまな眼病のリスクも高まります。つまり、サングラスを使用することで、シミやソバカス、日焼けを防ぐばかりか、深刻な眼病を防止することにもつながるのです。
しかし、サングラスであればどれでもいいというわけではありません。紫外線カットに効果のあるレンズでなければ、角膜や目の周囲の肌を紫外線から守ることはできないでしょう。では、どのようにして紫外線カットにすぐれたサングラスを選べばいいのでしょうか。それは、紫外線を吸収する割合を示した「紫外線透過率」で判断します。
この透過率が低ければ低いほど、そのサングラスはUVカットの性能にすぐれたレンズということになるでしょう。紫外線透過率が1.0%以下であれば、紫外線は99%カットできるといわれます。UVカットのサングラスの中には、紫外線透過率を表示したものも販売されていますので、ランニングなどのスポーツ用には透過率の低いサングラスの使用をお勧めします。
◆スポーツに適したサングラスの条件
スポーツにふさわしいサングラスの条件として、UVカットに効果のあることの他、以下のポイントを抑えると、より快適にランニングなどのスポーツに専念できるでしょう。
・顔にフィットしている
体を動かしている最中にグラグラとサングラスが動いては運動に集中できないでしょう。顔にフィットしたサングラスであれば、ストレスを感じることなく、心地よい気分でスポーツに専心できます。顔のサイズや骨格に合ったサングラスをチョイスするようにしましょう。
・黒いレンズは避けよう
真っ黒なレンズのサングラスはいかにもおしゃれで格好良い印象を与えますが、黒いレンズは透過率も悪く、紫外線対策として適当ではありません。また、目の瞳孔が広がったり、視界が悪くなったりと、目にも負担がかかります。ファッション性や好みにこだわりすぎず、黒いものや色の濃いレンズのサングラスは極力避けるようにしてください。
スポーツをするにも、まずは準備が大切です。まだまだ強い直射日光も残る秋の始まりの中、ランニングや球技をするときは、目を守ってくれるUVカットのサングラスを選ぶのが大切。それをスタートに、スポーツの秋を満喫しましょう。
夏
の暑さに負けて、つい冷房を強めに設定してしまう。そんな毎日をお過ごしのあなたに注意してほしいのが、冷え症です。冷え症は冬にこそ多い症状として知られますが、エアコンの効き過ぎた部屋で過ごすと、女性ばかりか男性が冷え症になるケースも。冷房を付けない日はない、というこの時期こそ、冷え症に対する理解と対策が必要です。
◆夏の冷え症の原因
熱い夏の盛りに、エアコンは欠かせません。しかし、ガンガンに冷えた部屋にずっといると、自分では気づかないうちに、体の中で変調が起きてしまいます。自律神経の乱れから来る冷え症がそれです。
気温も上昇する季節になると、私たちの体は血管を広げることで体内に蓄積された熱を外に放出させます。この時、働くのが副交感神経。しかし、エアコンからの冷風を浴びて体が冷えると、交感神経が働いて血管を収縮させ、熱が外へ逃げないように働きます。この2つの自律神経の逆作用によって血流が悪くなり、体の冷えを起こしてしまうのです。この状態が続くと自律神経の機能が低下、体温の調節も困難となり、夏場に限らず、年間を通して冷え症に悩まされることになります。
◆男女問わず増えてきた冷え症
・女性の冷え性
冷え症といえば女性が多いのが特徴です。なぜ女性に多いのかといえば、脂肪に対して筋肉が少ないという、体の構造上の問題があります。
脂肪は、一旦体が冷えると体の中に抱えこんでしまうという特徴をもっています。逆に筋肉は、熱を発生しやすい特質をもっていて、脂肪より筋肉の多い男性は冷えに強いという体質です。このような体の仕組み上の違いにより、冷え症に悩まされる女性が多いといえるでしょう。

・男性の冷え症
しかし最近では、男性の冷え症も増えています。それを誘発するのが夏のエアコンです。自分たちの体は冷えやすいということを知っているため、女性は冷房の効いた部屋でも厚手の服を着てしっかりと対策をとります。
それに対し、男性は冷房による冷え症に対しては無防備です。先述したように、筋肉の多い男性は熱に弱いため、ついエアコンを強めに設定しまいがちです。さらに、女性のように冷え性に対する理解不足のため、先ほど説明した自律神経の乱れを起こして冷え症を引き起こしてしまうのです。冷え症は、決して男性も無縁ではないことを知る必要があるでしょう。
◆冷房による冷え症を防ぐには
冷房による冷え症を防ぐには、室内の温度設定に気を配り、冷房から身を守る服装で対策をとりましょう。以下にその方法をご紹介します。
・設定温度は25℃前後を目安に
まず、室内温度に気を配りましょう。理想的なエアコンの設定温度は、「外の気温マイナス3℃~4℃」です。しかし、それでも体で冷えを感じたら、温度を上げるなど調整してください。また、ずっとエアコンをつけた状態はよくありませんので、適度に外に出て外気に触れたり、窓を開けて外の空気を取り入れたりするなど、体がエアコンに慣れすぎないよう注意しましょう。

・お腹や足首を冷やさない
冷房の効いた部屋の中で過ごすとき、体の特定部分を極度に冷やさないことが大切です。とくにお腹や下半身を冷やさないよう、座っているときは膝掛けをし、お腹には腹巻きなどを当てると効果的。お腹を温めると全体の体温が上昇するので、腹巻きは冷房対策に有効といえるでしょう。
・軽いストレッチ
仕事の合間、オフィスでできる軽いストレッチもまた、冷え症対策に効果的です。例えば手のストレッチ。まず、左右の手のひらをクロスして組み合わせます。そして右手で左手を外側へ反らし、3秒間待ちましょう。左右組み替えても同じことをやります。この行為を5回繰り返すだけで、冷え症を防ぎ、適度な体温維持につながるでしょう。
夏に欠かせない冷房も、頼りすぎると体調に大きな変化を及ぼします。体が本来もっている機能を失わないためにも、日常の生活でできる冷房対策をしっかり立てることで、健康体のまま夏を乗り切ってください。
激しい日照りが降り注ぐこの時期、特に注意したいのが熱中症。水分を奪われ急激な体調不良に襲われるこの症状は、幼児や高齢者などの年齢層が多くかかると言われています。しかし、最近では野外で部活動に励む中高生が熱中症で倒れ、救急車で搬送されるという事例も。熱中症は、暑い夏では誰にでも起こりえる症状だと用心し、必要な対策を立てるようにしましょう。
◆「古典的熱中症」と「労作性熱中症」
熱中症とは、体内外の熱の影響により、体温調節や発汗量のコントロール機能が失われ、めまいやけいれん、顔面蒼白、失神など、さまざまな体の不調を引き起こす症状です。その熱中症は、大きく分けて2つに分けられます。
・古典的熱中症
体の外からの熱によって体調不良が起きる熱中症です。夏になると気温が上昇し、体内温度にも影響をおよぼします。猛暑の期間が何日も続くと、熱波とよばれる現象が起き、高齢者や乳幼児が発症しやすくなります。その中でもなりやすいのは、心臓病・腎臓病・糖尿病などの持病を持っている方など。また、野外の車の中で乳幼児が発症するケースもこれにあたります。
・労作性熱中症
暑い環境の中で激しく体を動かしたり、太陽の降り注ぐ中で作業や労働に従事したりした時に起こりやすい熱中症です。若くて健康な人でも、一度に大量の汗をかいて水分が失われると臓器障害などを引き起こします。
最近とくに多くなったのが、後者の労作性熱中症です。ラクビー選手など、屈強な体格を持つ若者ですら、熱中症にかかって死亡するという例が増えています。労作性熱中症は、その多くがスポーツ・労働する環境や、その方法が原因で発生しているといえます。酷暑の中で体を動かす際は、環境面やルール作りなどを重視し、熱中症対策を立てる必要があります。
◆スポーツ環境で注意したいこと
野外でスポーツする場合、どんな環境でのぞめばいいのでしょうか。以下にまとめてみましたので、参考にしてください。
・常に温度計を準備し、35℃以上になれば屋内へ
35℃以上で体を激しく動かすことは熱中症のリスクを高めるため、基本的には避けましょう。そのため、指導者の方は常に温度計をにらみながら管理することを怠らないでください。また、1日の中でも比較的涼しい朝や夕方でも熱中症は発症します。日照りの強い日中の時間だけ注意するのではなく、朝練習や日の沈んだ時間帯でも運動量と温度には気を配るようにしましょう。
・急激な温度差に注意
熱中症の多くは、7・8月をピークに発生します。しかし、体が暑さに馴れきっていない梅雨明けや、暑さのぶり返しのある9月など、意外な時期に体調の変化を訴えるケースも目立ちます。それまでと比べ温度差を実感したときは、急激な運動は避け、徐々にペースを上げていくのがポイントです。
◆スポーツ中に気をつけること
次に紹介するのは、スポーツ中に心がける注意点。いずれも簡単に始められることなので、忘れずに実行するように努めてください。
・水分をしっかり補給
「水分が足りてないな……」と自分の中で感じたら、無理をせず水分を補給するようにしましょう。その時、微量の塩分を含ませると回復に効果的です。スポーツドリンクの飲料でも適度の糖分を含ませるなど、成分含有量にも気を配ってください。ちなみにスポーツドリンクは100ml中40~80mlのナトリウムが適量といわれます。
・いきなりハードに動かない
運動に慣れた選手でも、急に体を動かすのはよくありません。熱中症が危ぶまれる中でのスポーツは特に、「体を暑さに慣らす」ことを意識するようにしてください。体力差や運動能力には個人差がありますので、周囲のペースについて行けない場合は、無理をせず申告してできるだけ自分のペースでトレーニングを行うようにしましょう。また、暑さに体が慣れてくると水分も多く失われるため、スポーツドリンクなど補給は多めに取るのが肝心です。
運動中に起きる労作性熱中症は、暑さと体力、運動量の管理をしっかり行えば防げます。若いからといって油断せず、対策をしっかり立てて心置きなく好きなスポーツに励みましょう。

ジメジメとした梅雨時期は湿気のせいもあってか体もベタベタ。なんだか気持ちもスッキリしなくて、ついついダラダラと過ごしてはいませんか?しかし、この時期になると人間よりも活発に動き出す生き物がいます。それが“菌”です。今回は、特に食中毒を引き起こす菌についてご紹介し、合わせてその予防法についてもお伝えします。おっくうだからと言って対策を怠ると大変なことになる可能性もありますので、注意しましょう。
◆菌の種類
食中毒を引き起こす菌にはさまざまなものがあります。以下で、その代表的なものをいくつかご紹介しましょう。
○病原性大腸菌
その名の通り、腸に生息する細菌です。有名なところではO157が挙げられます。媒介となる食品は魚介類や肉類など多岐にわたります。
○サルモネラ菌
地球上のさまざまな場所に生息するサルモネラ菌。特に夏場に流行する傾向にあり、免疫力の弱い幼児や高齢者などが発症しやすくなっています。特に鶏肉や鶏卵には注意が必要です。
○ボツリヌス菌
ボツリヌス菌の作り出す毒素は致死率が30%を超え、その威力は自然界の中でも最強とも言われています。また、食品原材料の汚染を防止するのは難しいので、菌の増殖をいかにおさえるかがポイントとなります。
○黄色ブドウ球菌
ニキビの原因菌としても知られている黄色ブドウ球菌。私たちの身近にある菌ですが、食品に付着し、体内に取り込まれると大変危険です。おにぎりなど、手や指で触れて作る料理の前には、手洗いを徹底しましょう。
○腸炎ビブリオ
主に海産の魚介類に生息する腸炎ビブリオ。刺身や寿司など、魚介類を生で食べるような料理が媒介になることが多いです。塩に含まれると増殖が活発になるのも特徴です。
◆予防の基本と心構え
食中毒を防止するためには、食材の適切な調理・保存が大切です。以下で、梅雨時期~夏場にかけて特に気をつけておきたいポイントをご紹介します。
○なんと言っても加熱が大切
食中毒を防ぐには加熱が効果的です。それぞれの菌によって死滅する温度と時間は異なりますが、ほとんどの菌は75℃で1分間の加熱を行っておけば問題ありません。ただし、二枚貝などの食材に関してはノロウィルスの心配があるので85~90℃で1分30秒以上の加熱を行いましょう。
○自然解凍は厳禁
お肉や魚などを解凍する場合は、常温による自然解凍はしないでください。冷蔵庫でじっくり時間をかけて溶かしていくか、急ぎの場合は流水にさらしながら行いましょう。
○食材によって保存温度を変える
生食用の食品は4℃以下。加熱調理をする食材は10℃以下での保存を徹底してください。また買い物から帰ったら、早めに冷蔵庫へ食材をしまう習慣をつけましょう。大切なのは、食べ物を常温のまま放置しないことです。
○常温保存OKでも油断は大敵
常温保存が許可されている食材であっても、高温の場所に長時間置かれたり、直射日光を浴び続けたりすると傷みが出る他、菌の繁殖につながる場合があります。できるだけ風通しが良く、涼しい場所で保管するようにしましょう。
◆もちろん清掃もしっかりと!
食中毒を防ぐには、調理・保存だけでなく毎日のキッチン清掃も大切です。普段からしっかりお手入れをするのはもちろん、梅雨時期~夏場にかけてはいつもより念入りな清掃を心がけてみてください。
また、タワシやスポンジなどの道具も、古くなったら積極的に取り替えるようにしましょう。この時期は、洗剤がついてキレイだと思われがちなこうした道具が菌の温床になりやすいです。その他、電子レンジの内部やカトラリー容器、食器棚なども菌が溜まりやすい場所なので、念入りなお手入れを欠かさないようにしてください。
若い女性を中心に大人気のアイメイク。鮮やかで華やかなその姿からは、目の周囲をきれいに、またはかわいらしく魅せるための工夫と努力が垣間見られます。しかし、その方法には危険な落とし穴も隠れていることを知らなければなりません。そこで今回は、行きすぎたアイメイクがもたらす病や症状と、その具体的な対策、また目の性質と周辺部分の働きについて詳しくご説明します。健やかな生活の中で気持ちよくメイクを続けていただくためにも、ぜひご一読ください。
◆目の周りのメイクには、こんな危険がある
目の縁を際立たせるアイライン。その手法は、アイシャドーを目の内側に深く濃く入れ、美しさを引き立たせるといったものです。特に、目をぱっちり大きく魅せるためのアイラインは、「インサイドライン」と呼ばれ、まつ毛の生え際の奥や、粘膜の部分まで色をつけていきます。ここまで深くラインを入れると、化粧品の成分が目に入ったり、粘膜に付着したりするなどのリスクも考えられます。
また、まつ毛の上から人工のまつ毛を付け足していく「まつ毛エクステンション(まつ毛エクステ)」にも、トラブルの元になるリスクが潜んでいるので注意が必要です。まつ毛エクステとは、美容師の資格を持つ施術者が専用の接着剤を使ってまつ毛を貼り付けていく手法のこと。経験のある女性ならこの施術がいかに高度な技術が必要か、お分かりでしょう。
まつ毛エクステは、まぶたから1~2ミリの間隔でまつ毛を取り付けていきますので、難易度の高さから施術の失敗による被害やトラブルなどが多数報告されています。国民生活センターによると、まつ毛エクステを経験した女性のうち、4人に1人が目やその周辺などに痛みやかゆみなどの異常を訴えたとのことです。
◆アイメイクするときに注意したいマイボーム腺
次に、目の周辺にある機能やその働きについてご説明します。私たちの目は、通常、油脂成分の保護膜がかかっており、この機能が涙の蒸発を防ぎ、一定の水分を保っているといえます。
この眼球を覆う保護膜は、マイボーム腺とよばれるまつ毛の生え際にある器官によって形成されます。マイボーム腺には数十個の分泌腺があり、そこから油脂成分が分泌されるという仕組みです。
しかし、この部分に不純物などが入って穴がふさがれると、涙の蒸発を防ぐ油脂の供給がストップしてしまいます。これがドライアイの原因となり、目の渇きや充血などの症状に見舞われるのです。
アイメイクでまつ毛の内側にアイラインやアイシャドーを施すと、マイボーム腺に化粧品の成分が付着し、油分を分泌するという重要な働きが損なわれることになってしまいます。ドライアイから目を守るには、まつ毛の内側までメイクを施すようなきわどい手法は避け、できるだけ外側部分にとどめるよう注意してください。
◆誰でも簡単にできる目のケア
最後に、手軽にできる目のケアについてもお伝えしておきましょう。目の働きに重要なマイボーム腺のケアポイントは、目を温め、清潔を保つことです。この方法は、入浴の際のシャワーを浴びるときに試すと効果的。目を閉じて、まぶたの上から適温のシャワーをあててください。温めた後、軽くまぶたをマッサージするとより効果的です。この際、目を痛めないようやりすぎには注意して、やさしくほぐすようにしましょう。
◆アイメイクは、目を痛めない範囲で
目とはとてもデリケートで、過敏な器官です。そこに化粧品など、化学成分の入った異物が混入すれば、大変な事態になることは想像に難くありません。美しいメイクも、健康な体があってこそ生きるもの。目の働きと病のリスクに留意して、健全なメイクアップを心がけましょう。

現在、ドラッグストアを覗くと実にさまざまな種類のシャンプーが棚に並んでいます。しかし、「どれが自分の頭皮に合っているのか?」というのはなかなか分からないもの。そこで今回は、ご自身の頭皮のタイプの調べ方と、その結果を基にしたシャンプーの選び方についてご紹介します。「今使っているシャンプーが、本当に自分に合っているのか知りたい」「フケやかゆみが出ているので、シャンプーを見直したい」という方は、ぜひ参考にしてみましょう。
◆まずは自分の頭皮のタイプを知りましょう
一口に頭皮と言っても、人それぞれに実はタイプというものが異なります。ちょっと脂っぽかったり、乾燥しがちだったり。シャンプー選びをする場合には、まずこの頭皮タイプを把握することが大切です。とは言え、手で触った程度では自分がどのタイプなのかは分かりません。そこで、以下の手順に沿って、自分の頭皮の状態を確認してみましょう。
■Step1:
まずは一日シャンプーをしない状態で過ごします。なお、この日だけは、整髪料をつけるのを控えてください。
■Step2:
両手をお椀のような形に丸めて、指の腹を頭皮につけてください。
■Step3:
指を使って頭皮を揉み込むように動かします。
■Step4:
頭皮から指を離し、指の腹を確認します。
もしも指の腹がベタベタと脂っぽくなっている方は「オイリータイプ」。人より皮脂が出やすい体質です。逆に、脂がほとんどつかない方は「乾燥タイプ」と言えます。なお、多少脂っぽいといった程度の方は「通常タイプ」に分類されます。
◆タイプ別・オススメシャンプー
それでは、前述のチェック結果を踏まえたうえで、それぞれの方にオススメなシャンプーをご紹介していきます。
【オイリータイプ】
比較的皮脂の分泌が多いオイリータイプの方は、フケやかゆみが出やすいという傾向にあります。そのため、普通のシャンプーよりも効果の強い専用のシャンプーを使ったほうが良いかも知れません。ケースにもよりますが、医薬部外品の薬品シャンプーを利用すると、さっぱり清潔な頭皮が維持できます。ただし、石油系や高級アルコール系の界面活性剤が含まれているシャンプーだと洗浄力が強すぎて、必要な脂まで取り除いてしまうことがあります。この場合、より皮脂の分泌が大きくなる原因にもつながりますので注意しましょう。
【乾燥タイプ】
頭皮が乾燥しやすいタイプの方の場合は、シャンプーで脂を過剰に落とす必要はありません。むしろ脂が不足気味になる可能性もあるので、オイリータイプのシャンプーを選ぶほうが良いケースもあります。なお、フケやかゆみが気になる方は、弱めの界面活性剤が含まれたシャンプーを使うと改善が期待できるでしょう。これで効果がない場合は、「ホホバオイル」を使った頭皮マッサージをシャンプー前に行ったり、頭皮ローションをシャンプー後に付けたりすることで、乾燥を防ぎいでください。
【通常タイプ】
基本的にはアミノ酸系や天然素材由来の植物系シャンプーを使っておけば問題ありません。フケやかゆみが気になる際は、乾燥タイプ同様、シャンプーを替えたり、シャンプー前後にオイルやローションを使ったりすることで改善できることもあります。
◆シャンプー選びの注意点
自分の頭皮のタイプが分かり、それぞれに適したシャンプーを用意できたら、あとはそれを1週間程度使ってみて、自分に合っているかどうかを確認しましょう。どんなに相性がいいと言われているものであっても、実際に使ってみなくてはその効果は分かりません。また、感じ方はその日の体調によっても異なるものなので、できるだけ調子の良いときの感触を信じるようにしましょう。1週間ほど使ってみて「自分に合っているな」「フケやかゆみがなくなってきたな」と思ったら、そのまま使い続けてOKです。また、少しでも異変を感じたらすぐに使用を止めてくださいね。
「コーヒーを飲むと高血圧症になるよ」といった噂を聞いたことはありませんか?確かに以前まで、コーヒーと高血圧症には密接な関係性があると考えられていました。しかし、近年の研究によると、こうした症状が起こる可能性は低く、むしろ血圧を下げてくれる場合がある、ということが分かってきています。
そこで今回は、コーヒーと高血圧症の関係について紹介するとともに、摂取する際にはどのようなことに気をつけるべきか?また、どんな症状が起こったら飲むのをやめるべきか?といった話題をお伝えします。大好きなコーヒーを安心して楽しむために、ぜひご覧ください。
◆「コーヒーは高血圧のもと」という噂について
まずは、なぜ「コーヒーを飲み過ぎると高血圧になる」という噂が広まっていたのかについて解説しましょう。これは、コーヒーに含まれるカフェインに理由があります。カフェインは刺激物です。そのため、摂取すると交感神経が優位に働くようになり、血圧上昇につながるのです。
受験勉強や残業などで、眠気覚ましや気合いを入れるためにコーヒーを飲んだ経験のある方も多いでしょう。気分が高まったり、やる気が出たりすることにつながるのは、こうしたカフェインの作用が理由です。しかし、そのせいで「コーヒー=高血圧症」という噂が広まってしまった、と考えられます。
◆コーヒーと高血圧症に関する研究結果
では果たして、本当にコーヒーを飲み過ぎると高血圧になるのでしょうか。実は、このことについて調査した研究がアメリカで行われています。
ある施設で高血圧症の約3万人の助成に12年間、コーヒーの摂取を習慣的に行ってもらい、それに伴う血圧上昇を調査したというこの研究。その結果はなんと、ほとんどの人にコーヒーと高血圧症の関連性が認められなかったのだとか。それだけでなく、なんと高血圧症になるリスクが低下した、という傾向についても分かったそうです。
「でも、これは外人の話でしょ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。実は、こうした研究は日本でも行われています。
その研究は、飲酒習慣のある20~79歳の男性を対象に行われました。彼らをいくつかのグループに分け、コーヒーと高血圧症について調べた結果、なんとコーヒーを飲んだグループのほうが高血圧症の人の割合が少なかったそうです。
こうした事例を見てみると、コーヒーが高血圧症の原因になるとは考えられません。さらに言えば、高血圧症の予防に効果があるかもしれない、とも予想されます。なお、その理由のひとつに挙げられるのが、コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸と呼ばれるポリフェノール。これには、血圧を下げる作用があるのだそうです。
◆飲み過ぎには十分ご注意ください
前項の結果を見ると、「コーヒーは高血圧症の予防につながるから、どんどん飲むべき」とお考えになる方もいらっしゃるかもしれません。しかし、それには少し注意が必要です。
どんなものでも、摂りすぎは良くありません。特に缶コーヒーには大量の砂糖が入っているものが多いため、飲み過ぎると肥満の原因になります。結果、血圧上昇を引き起こす可能性もあるので十分注意しましょう。また、カフェインの過剰摂取も基本的には厳禁。「カフェイン中毒」という言葉もあるくらいですから、飲み過ぎには注意が必要です。1日1~2杯程度が適量とされていますので、その分量を守りましょう。
なお、カフェインの過剰摂取によって以下のような症状が現れると非常に危険、と言われています。心当たりのある方は、コーヒーを飲む習慣について見直したほうが良いかもしれません。
- 胸がドキドキして、心拍数が上がる
- 胸焼けがしてくる
- 不安感が泊まらない
- 集中力がなくなって、考えがまとまらなくなる
- まぶたや筋肉にけいれんが起こる
- 手や指が震え出す
- 頭痛に見舞われる
- 喉が異常に乾く
- 寝つきが悪くなってくる
- 幻聴、幻覚が出る
コーヒーは決して健康に害を及ぼすものではありません。適量であれば、むしろ健やかな生活を後押ししてくれます。飲み過ぎには注意して、良い香りを楽しみながら愛飲するようにしましょう。

今や誰もが利用するようになったスマートフォン。機能が豊富で本当に便利ですし、ゲームやネットサーフィン、動画など楽しいコンテンツが盛りだくさんで、私たちの暮らしには欠かせないものとなりました。しかし、このスマートフォンが原因で肩こりが酷くなったり、老け顔になってしまったり。こんな悪影響が出てしまう可能性についてご存じですか?今回は、スマホを使うことによって起こり得るさまざまなリスクについてお伝えしましょう。
◆スマホのせいで肩がこる?寝違える?お腹がぽっこりする?
スマートフォンを使っている時、あなたはどんな姿勢でいますか?シチュエーションにもよりますが、多くの方がうつむき加減で画面を操作していることが多いと思います。実は、これによって起こるのがストレートネックという症状。これは猫背が続くことで頸椎(けいつい)が不自然に湾曲した状態のことを指します。
猫背の姿勢が腰痛や肩こりに悪影響を及ぼすのは有名な話ですが、ストレートネックも同じように頭痛や肩こりといった症状につながります。その他にも、首や腕の痛み・しびれ、寝違えと言った症状を引き起こすこともあるのだとか。
また、猫背の状態が続けば骨盤の歪みにも影響が出ます。そのせいで下半身がむくんでいくと、お腹が“ぽっこり”の原因にもなることも。このように、スマホを使う姿勢というのは基本的に体に良いとは言えません。普段から長時間使い続けている方は、気をつけるようにしましょう。
◆シワや二重顎もスマホのせい?
スマホの過度な使用は体だけでなく、実は美容にも悪影響が及ぶことも。たとえば、うつむいたまま画面をのぞく姿勢を続けて行くと、顔の筋肉のたるみにつながり、シワができてしまうことがあります。さらに、口角が下がってほうれい線が出てきたり、首の筋肉のしまりがなくなって二重顎になることもあるのだとか。
さらに、長時間スマホを使用するということは、目を酷使するということ。そのせいでドライアイや疲れ目になると、クマや充血の原因になる可能性もあります。なお、ドライアイは視界の不調や眼球の違和感だけでなく、頭痛や肩こりにつながることもあります。美容だけでなく、体調不良にも結びつく可能性があるのでご注意ください。
◆その朝寝坊は、寝る前のスマホいじりが原因かも?
昼夜関係なく働く現代人の中には、「概日リズム睡眠障害」という不眠症に悩まされている方も少なくありません。これは昼に寝て夜に起きるといった生活が続き、常に時差ボケが治らないような状態のことを指す症状です。
夜勤がメーンのお仕事に就かれている方であれば、これは仕方がないと言えるでしょう。しかし近年、スマホの普及によって、昼に働く人でもこの症状に悩まされるケースが増えてきていると言います。
その原因は、就寝前のスマホ習慣。「その日一日の疲れを癒やすために床につき、電気を消す。しかし、なんだか寝付けないからスマホをちょっとだけいじってみた」。こんな経験をお持ちの方も多いのでは?
前述の習慣が良くないのは、スマホが放つ光に原因があります。夜中であっても、太陽のような明るい画面を目が視認することで、脳は「朝が来たのかな?」と勘違いを起こします。そのせいで睡眠サイクルが崩れてしまい、夜に眠れなくなってしまうのだとか。睡眠時間が減れば体の疲れが取れないのはもちろん、万病の元とも言われるストレスがどんどん蓄積されてしまい、最終的には体を蝕んでいくことは明らかです。
◆スマホ依存症にならないために、使い方を見直しましょう
いかがでしたか?思い当たる節を見つけた方もきっと多いことでしょう。ちなみに、現在、スマートフォンを手放せなくなってしまう「スマホ依存症」という病気が新たに出現してしまっているようです。「どんなに自制しようとしても、気がつけばスマホを手にとってしまっている」「スマートフォンのせいで遅刻や欠勤が増えた」といった症状が出ていたら、それはもうすでにスマホ依存症にかかっているのかもしれません。
その場合は、ネット依存に詳しい病院や精神科、カウンセリングクリニックなどへ早めに相談をするようにしましょう。また、そこまで言っていなかったとしても、「最近スマホばっかり触っている」と思ったら、一度適切な使い方について考え直してみた方が良いかも知れません。

毎日のバスタイムを楽しみにしている、という方も大勢いらっしゃると思いますが、一方で入浴中に突然死してしまう人は毎年推定1万5千人にものぼる、ということをご存じでしょうか?特に、毎年11月~3月の冬季に起こりやすい事故であり、原因としては心筋梗塞や脳卒中、その他、貧血や溺死、転倒による事故などが挙げられます。
今回は、なぜこうした事故が起こってしまうのか?そして、その事故を未然に防ぐためにはどうすれば良いか?についてご紹介します。気持ちの良い入浴を安全に楽しむために、ぜひご覧ください。
◆血圧変動のメカニズム
まずは、入浴前~中に私たちの体で何が起こっているのかを、血圧にスポットをあててみましょう。
はじめに、暖かい部屋からひんやりとした脱衣所に移動し服を脱ぐと、そこで末梢血管が収縮し血圧が上がります。そして、早く温まりたいという気持ちから熱いお湯へすぐ体を沈めると、今度は交感神経が緊張し、血管がさらに収縮して血圧が上がります。
その後、しばらくお湯に浸かっていると血管が拡張してくるのですが、この時には急速に血圧が低下。その結果、血流がゆるやかになります。体や頭を洗うために湯船から出ると、今度は浴室内の寒さのせいで血圧が上昇してしまいます。
このように、入浴というのは血圧の上昇・下降を何度か繰り返すような行為です。血圧の上昇中は血管に圧力がかかるので、脳出血のリスクが高まります。反対に、急下降は血流悪化を招き、心筋梗塞や脳梗塞にもつながる可能性が。その他にも、脳貧血を起こして浴室内での事故を招くケースもないとは言えません。
もちろん、入浴自体が体に悪いかと言うとそれは違いますが、あくまでこうしたメカニズムがあり、血管に負担がかかっているのだということを忘れないでください。
◆入浴中の発作予防のポイント
ここからは、入浴時の突然死といった事故を防ぐための方法についてご紹介します。
◎お湯の温度は40度以下に設定しましょう
突然死が起こるお湯の温度は41度以上と言われています。また、42~43度までになると、死亡事故の確率も高くなるという傾向があるのだとか。これはお湯の温度が高いほど血圧の急上昇につながるからと言われています。そのため、どんなに寒くてもお湯の温度は40度以下に設定することを心がけましょう。
◎脱衣所や浴室は暖かくしましょう
日本の浴室には、ほとんどと言っていいほど暖房設備がありません。というのも、実は欧米諸国の場合、バスルームに暖房があるのは当たり前なのだとか。こうした背景もあり、日本ではお風呂での突然死が多いとも言われています。そのため、入浴前には脱衣所や浴室をあらかじめ温めておくのが大切です。たとえば、脱衣所に小型の暖房を置いてみたり、浴室に入る前に数分程度熱めのシャワー出しっ放しにしたりといった方法を試してみてください。
◎血圧上昇中の入浴は控えましょう
お酒を飲むと血圧が高くなるのは、多くの方が実感されているでしょう。そのため、飲酒した状態での入浴は非常に危険と言えます。必ず体内からアルコールが抜けてから利用することを徹底してください。ちなみに、外から帰宅した直後なども血圧は高めです。特に冬は早く温まりたい気持ちも分かりますが、少し休んでから入浴をするようにしてください。
◆お風呂でゆったりリラックスタイムを
お湯に浸かるのはさまざまなメリットがあります。たとえば、浮力効果によって体が軽く感じ、筋肉の緊張がほぐれ、気持ちがリラックスします。また、水圧によるマッサージ効果も、血行の促進による血液循環の改善で、疲労や足のむくみに効果的です。その他、温熱効果によって発汗が促されれば、それだけで新陳代謝が進み、心も体もリラックスできるでしょう。
そのため、時間があるならシャワーで済ますのではなく、ゆったりと浴槽に浸かってリラックスタイムを過ごすのがお勧めです。その際には、今回ご紹介したようなポイントに留意し、突然死などといったトラブルが起こらないよう気をつけてくださいね。
毎日の生活の中で不足しがちな栄養はサプリメントで補う、という方も多いでしょう。サプリメントは上手に利用することで、私たちの健康に良い影響を与えてくれるものです。しかし、それはあくまで一般の方の場合のみ。妊娠中・授乳中の女性は、基本的に摂取しない方が良いとされています。健康をサポートするはずのサプリメントをなぜ摂取してはならないのでしょうか?今回は、その理由などを解説します。
◆胎児や赤ちゃんはサプリメントの影響を受ける
お腹の中にいる胎児は、お母さんが摂取した食べ物や飲み物に含まれている成分の影響を強く受けます。よく妊娠中の喫煙は厳禁と言われますが、これはタバコに含まれるニコチンが胎児に悪影響を及ぼすからです。それと同じく、サプリメントで摂取した成分の影響が胎児に及ぶ可能性は高いと言えます。
たとえば、疲れやすい身体に効果があるとされるサプリメントの亜鉛。これは牡蠣に多く含まれている成分ですが、日常生活で安定して摂取するのは少し難しいものです。そのため、不足分をサプリメントで補う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、亜鉛は規定の摂取量を越えると毒になると言われています。大人であれば平気な量であっても、胎児や赤ちゃんにとっては健康に害が及ばないとも限りません。完全に安全であることが証明されていない限りは、基本的にサプリメントの摂取は避けておいたほうが良いでしょう。
◆摂取するサプリメントの種類にも注意
サプリメントと聞くと、ビタミン剤などの栄養補助食品をイメージする方が多いでしょう。しかしこの中には、脂肪燃焼効果のあるダイエット食品や、美容効果メインのサプリメントも含まれます。こうした食品は身体に必要な栄養素を摂れますが、同時に必要ではない成分も摂取することにつながります。
また、こういった美容系・ダイエット系のサプリメントは、複数の成分が混ぜられているものが多く、栄養素の過剰摂取になるケースも考えられます。特に、美容系サプリはお肌に良いとされる成分がたくさん含まれていますが、胎児や赤ちゃんにとっては不要、もしくは有害となる可能性もあると言えるでしょう。
◆中には摂取が推奨されるサプリメントもある
基本的に妊娠中や授乳中のサプリメント使用は控えるべきですが、種類によっては摂取がオススメなものがある、とする専門家もいます。たとえば葉酸は、胎児の大脳や神経を構成するために用いられる成分として有名です。葉酸が著しく不足すると、生まれてくる赤ちゃんに害が及ぶと言われています。葉酸は意識して摂取しないと不足しがちになる成分です。心配な方は、摂取量を必ず守りながらサプリメントを飲んでみるのが良いでしょう。
また、ビタミンやミネラルがバランス良く配合されているマルチビタミン、マルチミネラル系のサプリメントをオススメしている専門家もいます。これらは胎児や赤ちゃんはもちろん、お母さんにとっても必要となる成分です。数粒で一日に必要な量を摂取できるので、こちらもやはり摂取量に気を配って飲むようにしてください。なお、実際に摂取をする場合には事前に、「このサプリメントは飲むべきか、控えるべきか」とかかりつけの医師に相談しましょう。
◆基本的に栄養の摂取は食品から
いかがだったでしょうか。お母さんにとっては、お腹の中の赤ちゃんや、授乳中のお子様の健康を考えると、いくら慎重になっても足りないくらいです。そのため、妊娠中・授乳中の栄養補給は、基本的に食事で行うべきと言えます。サプリメントに頼るのではなく、食品に含まれている自然な栄養素を、より自然な形で摂取するのが望ましいでしょう。
しかし、妊婦さんなどは体調や環境の変化もあり、どうしても栄養が偏ったり、摂りにくくなったりすることもあります。そんな時は、まずは医師に相談をした上で、サプリメントなどの力を借りるのがいいかもしれません。